結果論
西武を3タテ。しかし、ソフトバンクに3タテ。勢いなんてどこにやら。苦手な相手にお約束の白星献上。……(タメ2秒)、オイィィィィィィィィィィ!一体、どこで間違ってしまったのか。オリックスに傾いていた流れは、どこで方向を変えたのか。まァ、実力通りと言われてしまうと、それまでなのだが……。思うに、杉内と対戦した月曜日のオーダー、あれが引っかかる。右打者ばかりを並べたコチラ(↓)。1(左) 大西 宏明 左直安 遊直安 右 飛 空三振 2(三) 塩崎 真 空三振 捕 失 空三振 中 飛 3(中) 谷 佳知 右邪飛 右 飛 見三振 遊 直 4(指) ブランボー 中直安 左直安 遊ゴロ 見三振 5(一) 北川 博敏 空三振 三ゴロ 一ゴロ 二 飛 6(右) 下山 真二 空三振 空三振 右直2 二ゴロ 7(二) 水口 栄二 右直2 四 球 右 飛 遊ゴロ 8(遊) 阿部 真宏 四 球 左 飛 空三振 9(捕) 的山 哲也 遊 直 遊ゴロ 空三振 右、右、右、右、右、右、右、右、右ィィィィィ!果たして、今までのマジックの中で、ここまで頑なな奇策が勝ちに結び付いたことって、どれだけあった? ……イヤ、あまり記憶にない(反語)。例えば、ブロスが先発したら、ひたすらバントとか……。それに、杉内ってそんなに右打者が苦手だったか?気になったので、ここ3年の成績を調べてみた。2005年 対右=.191( 89- 17) 対左=.158( 19- 3)2004年 対右=.285(137- 39) 対左=.378( 45- 17)2003年 対右=.238(437-104) 対左=.270(163- 44)アラアラ、苦手どころか、むしろ得意じゃないか。無論、各球団ともサウスポーということで、左打者は主力ばかりになっているわけだが。それにしても、今回のマジックはどうよ。確かに、前回の対戦(4月4日)で村松やガルシアは杉内を打てなかった。また、1度やられている相手ということで、少々思い切った策に出た点も何となく理解できる。しかし、あの時と今とでは打撃の状態が違うし、チームの勢いも大きく異なっていた。乗っているときは、敢えて動くべからず。今回は、正攻法のオーダーで行っても、何とかなったのではないか。まァ、こんなこと書いても、所詮は結果論だし、これが的を射た意見かどうかも疑わしいが……。……。さて、後半は先週末の話題など。実は日曜日、2試合行われたJリーグのうちの1つを観戦してきたのだ。さいたま市大宮公園サッカー場で行われた、大宮アルディージャと東京ヴェルディ1969の一戦。スタメンは以下の通り。<アルディージャ> <ヴェルディ>GK 荒谷 弘樹 GK 高木 義成 DF 西村 卓朗 DF 柳沢 将之 DF トニーニョ DF 米山 篤志 DF 奥野 誠一郎 DF 李 康珍 DF 冨田 大介 DF 平野 孝 MF ディビッドソン MF 小林 大悟 MF 金澤 慎 MF 小林 慶行 MF 久永 辰徳 MF 山田 卓也 MF 藤本 主税 MF 平本 一樹 FW トゥット FW ワシントン FW クリスティアン FW 森本 貴幸それにしても、観客席と芝との距離が近い。下手に立派なスタジアムよりも、贅沢な気分を味わえてしまう。ほ~ら、近い。トラックがないから、アルディ君の後ろは全て緑だ。さてさて、この試合の注目というと、東京Vに新加入した大型FW(189cm!)、ワシントンを大宮の4-4-2ゾーンディフェンスがどう抑え込むか。その1点に尽きるだろう。……ブラジル人なのに、なぜかワシントン。正確には、ワシントン・ステカネラ・セルケイラ。さァ、結果はどうなったか。14分 ⇒ 平本がワンツーで抜け出し、PKをゲット。 これをワシントンが決め、東京Vが先制。27分 ⇒ 小林大のクロスを森本がヒールで落とすと、 ワシントンが冷静にシュートを決めた。 往年のクレスポ&キエーザのコンビを髣髴させる、 圧巻のファインゴールだった。流石は昨季のブラジル選手権得点王である。デカイくせに、足元の技術も確かだ。中でも、特筆すべきはトラップの巧さだろう。止めるだけではなく、次の動作へと直結している。素人目にも、彼の存在は別格に思えた。このブラジル人を見られただけでも収穫なのだが、見所は他にも満載だった。 ○ 岡田ジャパン時代、左足の破壊力……、 イヤ、暴発っぷりだけがウリだった平野が、 ディフェンスで貢献しているのを見てびっくり。 逆に、左足は随分と大人しくなっていた。 まるで、130km/h台のストレートしか 投げられなくなってしまった、 一時期の平井(当時Bw)を見ているようだった。○ 東京Vの柳沢が印象に残った。何しろ、ウザイ。 小っちゃい体で走り回る、走り回る、走り回る。 運動量が多くてしつこいし、妙にハイテンション。 1対1の場面でも、足をドタバタさせて落ち着きがない。 和製ガットゥーゾ。わかる人にしかわかるまい。○ 3点を奪われた後の大宮が、怒涛の反撃を見せてくれた。 中でも、追撃の狼煙を上げたクリスティアンのオーバーヘッド。 至近距離で見ただけに、興奮度は倍増された。○ そして、藤本のコーナーキックを頭で決めた、 途中出場の“ターゲットマン”森田。 ゴールを奪ったことはさておき、 あまりに猪口才なプレーの数々に愕然とした。 ワシントンとは対照的に、足元の技術が不確かなのだ。 試合終了間際にも決定機を逃すなど、 イメージは最低なものとなってしまった。 例えるなら、日高(Bs)を連想させる頼りなさ、かな?○ 後半、大宮の外国人たちとヤマタクが 何やら揉み合うシーンがあったのだが、 その頃、東京Vのサポーターたちは別の選手の 名前を連呼していたりして。イヤイヤ、 こんな時こそ応援してやれよ。可哀想に。 思わず、直後に投入された戸田を 乱闘要員かと疑ってしまった。なかなかに好試合でしょう?少なくとも、等々力の川崎Fvs.名古屋よりは白熱した試合展開だったはず。こちらを選んで良かった。まァ、これも結果論ではあるが。今週末は、いよいよオリックスの生観戦が待っている。ネッピー&リプシー、会うのは披露宴以来……、か。 Please crick here !!