テーマ:野球のトリビア(237)
カテゴリ:青波
山崎と具が怒っているという。
サンケイスポーツの表現を借りると、 伊原青波に、内紛勃発だぁ! とのこと。一体何が起こったのかと思い、 記事を読んでみると……、 起用法に不満だって。 好調なのに、使ってもらえない山崎、 フィリップスとの併用が我慢ならない具。 どうやら、かなりご立腹らしい。 まあ、山崎の言い分はわかるけど、具の方はなあ……。 せめて1勝してから文句たれてくれよ。 12球団の開幕投手で未だに白星がないのは、 アンタと川崎だけだよ。 ……あのマックですら勝っているというのに。 ご立腹といえば、中日の井上もまた怒っているらしい。 怪獣顔のくせに、言動がとってもプリティな彼、 一体何が気に食わないというのか。 「青ゴジラ? 何でオレが(嶋と)比べられないと いけないのかな。あっちはあっちで勝手にやって欲しいよ」 なるほど、つまりはヘソを曲げてるわけだな。 自分の方がキャリアが上なんだから、 二番煎じみたいな名前を付けるなよ、と。 そういえば、集英社『スラムダンク』で、 陵南のフクちゃんが言ってた。 福田:「いい気にならないで下さいよと言え…」 桜木:「あ?」 福田:「オレの方が1コ上だから敬語を使えよ」 まあ、これに近い感情なのかな。 ここで、2人を比べてみよう。 井上一樹(中日)。1971年7月25日生まれ。 左投左打。1989年のドラフトで2位指名。 2003年終了時点で通算717試合出場、 .269、43本塁打、199打点。書道3段。 投手としての入団だったが、故障が原因で野手転向。 1999年にはその打棒でリーグ優勝に貢献した。 今年は背番号が99から9になり、 トレードマークだった桃色リストバンドも、 青へと改めている。 嶋重宣(広島)。1976年6月16日生まれ。 左投左打。1994年のドラフトで2位指名。 2003年終了時点で通算110試合出場、 .268、3本塁打、30打点。実は埼玉出身。 こちらも投手として入団したクチ。 今年、突如として開眼した打撃が話題を呼んでいる。 最近、打率が落ち始めて凹んでいたところ、 「1本打って打率が下がるなんていいじゃない。 去年は出てもいなかったんだから」 と、夫人から励まされた。 ををう、サラリと厳しい一言である。 ……。 確かに、2人のキャリアには大きな差がある。 だが、共通点が多いのも事実だ。 ということで、個人的見解による結論! 井上よ、そんな目くじら立てるな。 そもそも“ゴジラ”ってところが、 既に二番煎じなんだから。 海の向こうでも、怒っている人がいる。 まずは、こちらをご覧頂きたい。 2004年4月28日 怒っております。むかついております。 野次ってもいい、酔っ払ってもいい、 球場で何してもいいけど、 インプレー中のボールを取るな! お前はホンマにカージナルスファンか! ということで、3対3の同点で迎えた9回表、 先頭バッターの3塁線の当たりは長打コースでした。 でも、そんなときのための私です。 「絶対2塁は踏ませへん!」と、 クッションボールの角度まですべて計算して、 ダダダッと走っていったら、なんとなんと! ファンがボールを取ってしまったのです。 結局は「2塁打」とコールされたのですが、 納得いくわけがない。知っている限りの汚い英語をすべて、 その男(もはやファンではない)に浴びせました。 投手交代の際に、ジム(エドモンズ)が 文句を言いに行ってくれたのですが、 「1塁で止められるヒットとは思わなかった」 と述べたらしい。お前、何を求めて球場に来とんねん! そういうヒットをシングルにするのが醍醐味やろが! あほ!あほ!あほ! という具合に怒っているのです。 その男は、ボールを取って喜んでいる。 カージナルスが負けたボール。 案の定、そのあと点を取られて負けました。 野球はそういう「ちょっとした大きなこと」が 勝敗を分けるのです。 試合が終わるまで、僕はずーっとそいつを にらみつけていました。やつは、一度もこちらを 見ませんでした。はっきり言って、 チームはみんな怒っています。 あまりに腹が立ったので、今日は試合後、 誰よりも早く球場をあとにしました。 今もまだ、怒っています。 これは、我らが田口の日記である。 あほ!あほ!あほ!って……。 今年の7月で35歳になるというのに。 やっぱりアンタ、大好きだよ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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