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和希ちゃん8383のブログ

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2015.09.05
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カテゴリ:映画(よ)

今回の一言
なんてゆーか、こん時は若いんだけど、今は若くないからしんどいです。

1987 日本
ドラマ

監督
五社英雄
Cast
名取裕子
二宮さよ子
藤真利子
かたせ梨乃
仁支川峰子

ストーリー
1907年、明治39年。
吉原の「中梅楼」に売られてやって来た18歳の久乃。
遊郭において客と遊女の取り持ちや遊女の監督をする「遣り手」のおちかは、久乃を一目見て「稼ぐ様になる」と感じる。
久乃は筆頭である九重の元で見習いを始め、やがて営業許可が下りると「若汐」という名を貰った。
しかし初見世の夜、恐怖で客の前から逃げ出してしまった若汐は、連れ戻され厳しい折檻を受ける。
九重は若汐に手練手管を教えようと、客を喜ばせる方法を身を持って教えるが、逆に九重の方が絶頂を迎え、若汐の才能を確信する。
やがて九重は借金をすべて精算し、若汐を残し、吉原を去っていくのだった...。





感想
何度も観てるんですが、印象に残っているのはやはりラストシーンですね。
ラストシーンに行くまでの過程は、ほかの「遊女」をテーマにした作品と同様、客に恋しちゃったり、病気になったり、女同士のイザコザなんかを描いていて、まぁよくあるやつです。

ただしほかの作品と違うのはやはり大胆なシーンがある事でしょうか?
ヌードシーンや若汐と九重のレズビアンシーンがありますからね。

それとやはり女優さん達の演技力ですね。
若い子は遊女の作品というと「さくらん」が(下の方にあるカテゴリ別一覧検索「映画(さ)」から見れますのでよろしくどうぞ)パッと思いつくんじゃないかと思いますが、あんなのとは一緒にされたくない、素晴らしい出来です。

でもこの時は皆若いんでしょうが、残念ながら現在の印象が強すぎて、どーしてもおばさん同士に見えてしまう。笑
ちょっとしんどいです。笑

吉里のシーンはなんとも悲しいですね。
男ってのはどーしてこう体を合わせてる時だけ優しいんですかねぇ?
吉里始め遊女達は、皆が皆、働きたくてそこに居るわけではない。
そして一度入ればなかなか抜け出せない。
そんな世界で生きる彼女達にとって、とても大きなものです。
どーせイきゃぁいいんだから、余計な事言って心を乱さんでもらいたい!!怒

狂乱シーンは「八百屋お七」を彷彿とさせてとても印象的です。
「八百屋お七」は、個人的には心の炎に焼かれるお話だと認識していますが、お七と違う感情でも、その熱さがとても似ています。

またラストシーンも良かったです。
なんだか全てが燃えてゆくんですよね。
記憶とか感情とかも。
そんな気持ちになる良いシーンです。

割とオススメなんですけど、現在の姿が思い浮かんでおばちゃんに感じる可能性も大いにありますので悪しからず。笑

my評価7点(10点満点中)





概要
吉原に生きる5人の遊女達を描いた作品。
1987年に公開されると、翌1988年には新橋演舞場で同じく名取裕子主演で舞台化もされた。
2007年には観月ありさ主演で、テレビ朝日系列でスペシャルドラマとして放送された。
その他テレビでも今作は複数回放送されており、高視聴率を記録している。
出演女優達のヌードシーンやレズビアンシーンなどが、今では考えられないほどあり、大きな話題を呼んだ。


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Last updated  2016.01.14 13:25:04
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