[映画(よ)]の記事一覧 | 和希ちゃん8383のブログ

善き人〜自由気ままに映画日記

今回の一言「善き人」かどうかは甚だ疑問。 2008 イギリス、ドイツドラマ監督ヴィンセンテ・アモリン Cast ヴィゴ・モーテンセンジェイソン・アイザックスジョディ・ウィッテカースティーヴン・マッキントッシュマーク・ストロングストーリー 1937年、ベルリン。大学教授であり小説家でもあるジョン・ハルダー博士は、ある日突然、総統官邸に呼ばれた。ナチスが台頭して来たこの時代に、なぜ自分が総統官邸などに呼ばれるのか疑問だったジョンは、そこで自分がかつて書いたフィクション小説の内容が理由だった事を説明される。小説は愛するがゆえに不治の病に苦しむ妻を殺した男の話だった。それに関心を寄せた総統は、ジョンに論文を書いて欲しいと言ってきた。論文の内容は小説同様、人道的な理由から恩寵の死を認めるというものだった。その論文があれば、恩寵の死は人道に反していないと国民に示す事が出来る。ジョンはこれによってナチスに入党せざるを得なくなったが、一方で昔からの友人モーリスとは友人関係を続けていた。モーリスはユダヤ人だった...。感想「善き人」かどうか甚だ疑問な作品です。「善き人」と題名が付いちゃってる時点で「ホロコーストの中でどんな善き行いをするのだろう？」とか「ユダヤ人守っちゃうのか？」とかそーゆー「善き人像」を想像をするわけです。で、蓋を開けてみたら「どの辺りが善き人？」ってなって異常にガッカリ。笑そもそもいくらナチスドイツの中だからって全員が全員アンチユダヤなわけないですよね？戦争だもの、仕方なく的な人も大勢居ただろうし、それこそユダヤ人の友人を国外へ逃がした人だって居たかもしれません。その辺の倫理観がぶっ壊れてなかったから「善き人」ならそんな人間は5万と居るよ！とツッコミたくなりますね。そんなわけでポンコツ邦題です。映画自体は良くも悪くも人間らしい作品だったなと思います。そこそこ面白いです。ジョンは決して悪人ではないし、彼の不遇さを観ていると共感出来る部分もあります。あんなダメ嫁要らないし。笑そりゃ不倫もしちゃうよねー。笑でも気に入らないのは「彼女は悪くない、僕が悪い」という部分ですね。なにそれ？怒確かに不倫して、勝手に家出てったあんたが悪いよ。でもそれで自分が悪いって言いながら自分は幸せに暮らして、突然出て行かれた嫁は参っちゃってるわけですよね。そんで嫁を責める事もしない。自分が悲劇のヒロインぶりたいだけじゃん！もしくはそれこそ「善き人」になりたいだけじゃん！普通なら家事も介護もせずに好きな事だけやってる嫁を責めるはずです。それから「妄想」という言葉が印象的ですが、ジョンの場合は「音楽」らしく、つまりは作中でジョンの耳にだけ聞こえる音楽が流れた時、彼は「妄想」をしている様です。その妄想が何ともご都合主義なんですよ。まぁ妄想だから当たり前ですけど。笑レッツポジティブシンキング！！笑教え子アンとのムフフなあんな事やそんな事。映画の大ヒットでムフフな生活。ユダヤ人が連行されるシーンでモーリスだけは助かったであろうムフフな国外脱出。笑現在逃避しちゃう弱さもあるからこその人間らしさでもあるわけですが。結局のところ現実逃避好きの妄想野郎で、ただの偽善者で、おめでた野郎です。この作品はそんなジョンという人物が自分の愚かさや浅はかさに気付くという内容だと考えています。原題の「GOOD」は、肯定的な意味で曖昧に相槌を打つ言葉という意味で使われています。彼の人物像はそーゆー人なんですよね。日本人的というか、つまりハッキリNOとは言わない人というか。その場その場適当に適切に良い人ぶって振舞ってれば、物事が上手い事行くと思ってるのかもしれません。だからこそ面白かったのは「鏡を見て」のシーンです。そう、あなたは周りに流されるだけで軍服を着せられたお人形さんなんですよという表現だと考えています。それから友人夫婦が不妊症の話をしたシーンも面白かったです。もしかしてジョンは頼まれてたかも。ハッキリNOとは言わない人だし、彼なら「それが彼等の為なんだ」とか自分に都合良く考えそうですもの。笑そーゆー事を匂わせるシーンだと思います。なのでラストシーンの「現実か」も面白かったです。この「音楽」はつまりジョンがやって来た事の結末が目の当たりにしている世界で「妄想」ではないという事を、ジョンの顔面にベシッと叩きつけたシーンなわけですね。心境的にはこの馬鹿野郎がっ！とパンチでもかましてくれた方がスッキリするんですけど。そう考え始めるとモーリスってなんだかすっごく可哀想。泣ジョンがあんなにもお気楽おめでた野郎だったなんて。泣論文のせいで障害者達が大変な事になる可能性もチラホラで、なんて酷い事に...。医者のトゲトゲしい目付きを見て、もっと刺してやれとか思ったり。笑ヴィゴ・モーテンセンはなかなか素晴らしい演技でした。でも「ロード・オブ・ザ・リング」のアラゴルンはめっちゃカッコ良かったのに～、本人しわっしわのおじさんじゃん！ 10年で老けすぎ～！笑もしくは「ロード・オブ・ザ・リング」の特殊メイク技術って怖いっ！笑個人的には「偽善者」とか邦題付けたいです。その方がシュールで笑えるし。笑真面目に考えるなら「正しき道」とか、どう？「ある男の軌跡」とか、どう？笑 my評価6点(10点満点中) 概要原作はイギリス人劇作家C・P・テイラーの舞台劇「GOOD」。 2004年には日本でも舞台化されており、西村雅彦主演で上演された。今作はナチスに関する作品であるものの、当時の一般市民である一人の男、ジョン・ハルダーに視点を当てた珍しい作品である。原作はC・P・テイラーの代表作であり遺作でもありイギリス国内では大ヒットしたが、今作は残念ながら評判が悪く、興行収入も全世界で約150万ドルと大ゴケした。善き人　【字幕・吹き替え】【新品】【DVD】善き人　スペシャル・エディション　ヴィゴ・モーテンセン【中古】DVD▼善き人▽レンタル落ち

48時間〜自由気ままに映画日記

今回の一言ニック・ノルティはデカ男。 1982 アメリカアクション監督ウォルター・ヒル Cast ニック・ノルティエディ・マーフィーアネット・オトゥールジェームズ・レマーストーリーカリフォルニア州の砂漠地帯にある刑務所にインディアンの男がやって来た。男は車が故障し、ガソリンスタンドは50kmも先で修理しなくてはならないと語り、暑さが厳しいので水が欲しいと監視員に語る。すると近くに居た囚人の男がそのインディアンの男を挑発し、2人は揉み合いになった。なんとか辞めさせようとする監視員だったが、実は2人はグルで揉み合いの隙に拳銃を渡し、監視員を射殺。乗ってきた車に戻り脱走を図る。翌日、サンフランシスコ市警所属のジャックは仲間2人が非行少年が潜伏しているホテルへ向かうのに同行する。ジャックはホテルのロビーで待つ事になり、仲間2人はエレベーターで上へと向かったが、しばらくすると銃撃戦の様な音が聞こえ、ジャックは上へと向かう。なんと彼らが追っていたのは非行少年ではなく、昨日脱走した男、アルバート・ギャンズとインディアンの男、ビリー・ベアだった。ギャンズ達と入れ違いになってしまったジャックは慌てて下へと戻ると、ロビーで鉢合わせる。しかし人質を取られてしまったジャックは仕方なく銃を降ろし、その銃をギャンズに渡した。ギャンズは卑怯にも渡された銃を使い、瀕死で追ってきた仲間の警官を射殺。ジャックにも発射し、車で逃走を図る。こうしてジャックはギャンズを必ず捕まえると誓うのだった...。感想日本ならばキャバクラなんかで遊べば、オヤジがお金の力で若いねぇちゃんにモッテモテになる可能性もありますけど、アメリカ人のニック・ノルティはどーみてもオヤジなのになぜ若いねぇちゃんとラブラブなのか？他の作品でも同じく何故こんなオヤジにこんな若くてキレーなねぇちゃんが？と思う事はしょっちゅうありますけど。お腹も出てるし、首の後ろとかくさそーだよ？なのにねぇちゃんはスタイル抜群のピッチピチだったりします。いってても30代だろうけど、めっちゃーセクシーねぇちゃんとかで美人とか。笑オープニングのニック・ノルティとねぇちゃんのキスシーンとかヤバッ！顔のデカさがヤバすぎる。笑まぁニック・ノルティ、男同士でもでかいんで、単純にデカ男なんですけど。しかもその髪型ダサすぎ～、どーにかならないのか？なぜ、こんなねぇちゃんと付き合えたの？とガチで考えちゃいます。笑車もボロボロだし。笑エディ・マーフィーが囚人役ってのはいまいちピンときませんね。もう終盤の方とかまるっきり囚人感ゼロ。笑それにニック・ノルティの方が粗暴だし、無駄にでかいし、汚いし、清潔感ないとか終わってますね。笑アクションシーンもそこそこありますが、お金はかかってない感じです。 CGの画質も悪いですが、古い作品なのでこんなもんかもしれません。ストーリーは単純で、けっこーおかしなところもあります。そもそもあんな簡易的な金網しかなくて、囚人はよく脱走しないよね。てゆーか一般人が簡単に入って来れる時点で問題だよね。クラブの描写も2回あり、白人ばかりのカウボーイっぽいクラブと黒人ばかりのR&Bのクラブですが、どちらでも世知辛い思いをするレジーはなんか可哀想とか。てゆーかその対比必要ですかね？明らか白人ばかりのクラブはダサいけど。エレインとの描写も無駄に多く、私用電話ばかりでいかーん！！とか。チャイナタウンも出てきますが、チャイニーズは1人も出ないとか。見所は刑事と囚人が徐々に分かり合うところですかね。言葉使いや思いやりが徐々に変わっていくのが面白いです。それとアメリカ人と日本人は感覚が違うのか、私はあんなに出会っていきなり「楽しもう」と言われても全然嬉しくないですけど、性に対して奔放というか、女性がやたらと裸のシーンが多いです。オススメと言うほどではありませんが、あまり細かな事は気にしなければ、それなりに楽しめます。 my評価4点(10点満点中) 概要サンフランシスコを舞台にしたバディアクションムービー。エディ・マーフィーのデビュー作品である。元々コメディアンを志していたエディ・マーフィーは、アメリカNBCで1975年～現在も放送されている「サタデー・ナイト・クラブ」というバラエティー番組に1981年～1984年の間出演していた。監督のウォルター・ヒルはたまたまこの番組を観ていて、エディに惚れ込み、今作の出演をオファーした。その後「ビバリーヒルズコップ」や「ドクター・ドリトル」、「シュレック」の声優など幅広く活躍し、2006年「ドリームガールズ」でゴールデングローブ賞助演男優賞を受賞している。【店内ポイント最大10倍】[DVD洋]48時間 [字幕][エディマーフィ／ニックノルティ]／中古DVD【中古】(AN-SH201602)【期間限定★2/6・10時〜2/15・10時迄】【2/6 10時から2/15 10時まで★全品ポイント10倍★☆期間限定】48時間 [字幕][エディ・マーフィ／ニック・ノルティ]｜中古DVD【中古】 48時間(’82米)

4ヶ月、3週と2日〜自由気ままに映画日記

今回の一言これは色々な意味で凄い...。 2007 ルーマニアドラマ監督クリスチャン・ムンギウ Cast アナマリア・マランカローラ・ヴァシリウアレクサンドル・ポトチェアンヴラド・イバノフストーリー 1987年、ルーマニア。女子大生のオティリアとガブリエラ(通称ガヴィ、ガヴィツァ)は寮で2人部屋で暮らしていた。その朝、ガヴィツァはまるで旅に出るかの様な荷造りをし、なぜかテーブルクロスを持っていこうとしていた。オティリアはそれを不審がる事もせず、一緒にテーブルクロスを外す手伝いをした。その後、オティリアは恋人アディに会いに出掛け、300レイを借りた。アディは今夜の母親の誕生日パーティーにオティリアを誘うが、気乗りしないオティリアに不信感を抱く。オティリアは逃げる様にしてその場を切り上げまた何処かへと向かった。ホテルへと着いたオティリアだったが、予約したはずが取れておらず、仕方なく別のホテルで今夜からの予約を取った。その後、ガヴィツァの代わりにある男性べべに会いに向かう。べべと会ったオティリアは2人でホテルへ向かい、部屋ではガヴィツァが待っていた。集まった3人だったが、べべは予約するホテルが約束と違う事、そしてべべに会いに来たのが本人ではない事で不信感を露わにした。さらにべべと電話で話した時ガヴィツァは2ヶ月と言ったが、本当は4ヶ月だった事、金を3000レイしか用意しなかった事でべべは怒り始める。何故なら彼等がやろうとしていたのは、違法行為である妊娠中絶だったからだ...。感想これは色々な意味で凄い作品です。凄い作品ですが、賛否両論ありそうな、なかなかの問題作でもあるだろうと感じます。まず映画としては、長回しと意味のない台詞が多いのが特徴ですが、これはなかなか味があって良いと思います。特にこの一見意味のなさそうな長回しや台詞の中に、1987年という時代やこの当時の学生達が何を感じているかが込められていると感じました。さらに一番重要なオティリアとガヴィの感じ方や感性を知る事が出来る事が良いです。例えばべべとのシーンですが、彼女達は彼女達なりに真剣に考えたのでしょうが、いかに甘い考えをしていたかがよく分かります。この辺は「今の若い子は～」的な事を言う立場に私もなってしまいますが。笑べべにつっこまれればつっこまれるほど、おバカさんである事を彼女達は痛感します。その話を聞けば聞くほど、ガヴィに呆れるオティリアも面白いです！！さらに気に入ったのは誕生日パーティーの席ですが、出身の話から学歴の話、そこから飛んで食べ物の話、結婚出来なかった人間が聖職者になるとちょっと小馬鹿にした感じの話、そこからキリストの復活祭の話と同祭で飾るイースター・エッグの話、そして昔の人の説教話へと続く長～～～いシーンです。この無駄だと思える長～～～いシーンに、ルーマニアの習慣や時代を存分、そしてオティリアの感じた事を楽しめるものがたっぷり詰まっています。私がもしオティリアなら、両親の学歴や田舎出身な事、女は早めに結婚しろと暗に言われている様な気がする事、タバコを吸う事を咎められ、さらに「今時の若い子は～」的なウザい話をされる事でもうウンザリでしょうね。笑そんな中で復活祭の話とイースター・エッグの話をされるわけですが、復活祭の詳しい事はさーっぱり分かりませんが「復活」「卵」「聖職者に逮捕される」などのキーワードがどうしても妊娠中絶と結びついてしまうんですね。オティリアの心中はどんなものだったのか...考えるだけで頭の中がグルグルしてしまいます。さらにその後のアディとの喧嘩シーンもかなり良かったです。同じ女として共感ポイントばかりでした。次に役者陣ですがアナマリア・マランカはすごく良かったです！！元々長回しが多いく台詞は少なめな作品なので演技力を問われますが、彼女は本当に素晴らしかったです。表情が絶妙ですし、朝と夜、つまりオープニングとラストでの違いが凄いです。長すぎる1日だったというのが、よ～く伝わります。しかしダメポイントもあります。まず手ブレが酷い。次に夜のシーンが暗すぎです。この辺は1987年独裁政権下という街並みのリアルさの追求である可能性も否定できませんが、学のない私にはさーっぱりなので、単純に観にくかったです。次にガヴィツァのおバカさ加減。この辺は妊娠中の若者の切羽詰まった感を言われるとぐうの音も出ないので全否定は出来ませんが、オフィリアのかっこよさ、いさぎよさ、男勝りはガヴィツァのせいとも言えます。彼女がもう少ししっかりしてくれてたなら、オフィリアの長い1日はもっと平和に過ごせただろうと思うとやるせない気持ちにどうしてもなってしまうんですよね。オフィリアはたった1日で大人への階段を(適切な表現とは言えませんが、言葉が見つからないので)20段くらい登ってしまったかも？！笑いずれにせよ、男性監督がよくここまで作り上げたと称賛の拍手を送るべきだと思います。女性は、特に中絶した事のある女性は、非常に胸に響くものがあるだろうと感じます。若さゆえの過ちの代償にはあまりにも大きなものだと感じました。堕胎後の赤ちゃんがモロに映像に出るのですが、ここも賛否両論ありそうですが、良い事だと思います。個人的には何不自由なく幸せに暮らせないのなら産まない方が良いと考えていますが、中絶イコール宿った命を殺す事だと認識するのに良いシーンだと思います。私の世代は中絶が多かったですから何かを感じる人も多いでしょう。複雑なのは、近年は中絶せずにできちゃった婚が多く、でも結局虐待やら育児放棄で幼児を殺してしまう事が多いので、まぁ結局、結末は同じなわけですが、そーゆー世代にも同じ事を感じてもらえるかはわからないのですけど。女性なら楽しめると言うと語弊がありますが、観て損はない作品です。でも本当は男性にこそ観ていただきたい作品でもあります。男性が軽い気持ちでやっている事の代償の大きさを感じてもらいたいです。 20代前後の若者にも観てもらいたいし、大人が観ても色々と感じる事ができます。ちょーオススメです！！ my評価9点(10点満点中) 概要 1987年、ルーマニアはチャウシェスク独裁政権下にあり、この政権時代は1965年～1989年まで続いた。チャウシェスクは共産主義者であり、大統領着任と同時に「ルーマニア労働党」を「ルーマニア共産党」に戻し、「ルーマニア人民共和国」から「ルーマニア社会主義共和国」へ変更。そして「ルーマニア共産党」一党独裁の社会主義国へと変えたのである。また第二次世界大戦後、ルーマニア王国はソビエト連邦に占領されて解体、君主制度を廃止し寡頭共和制によるルーマニア人民共和国を成立させたが、それはソビエト連邦の強い影響下に置かれた。民衆からすると君主制度が廃止されても一党独裁の政権であった為、喜ぶべき事ではなかったようである。そんな中チャウシェスクは1960年代からソビエト連邦を敵対視した発言を繰り返しており、大統領に就任すると距離を取り始めた。そんな外交策からアメリカや西側諸国からアプローチを受け、フランス、イギリス、日本などと国交を繰り返したが「共産主義として改革を成功させた」事をアピールしていた。また北朝鮮を訪れた際には政治体制に感銘を受け、就任してからは模倣するかの様に政治政策を行った。さらに1966年には人口増加の目的として堕胎と離婚を法律で禁止した。この為、違法中絶を行い、障害を負った女性や死亡した女性も少なくなかった。数年後には人口は増加に転じたものの育児放棄によって孤児院に引き取られる子供も増加。孤児院の子供達は満足に食事を取れず、病気がちになり死んでしまう事もあったが、死んでしまうと職員の給料が減らされてしまう為、病気治療の名目で大人の血液を輸血するという強引な手法が横行。これによりエイズにかかる子供達が激増。この時代の子供達は「チャウシェスクの堕とし子」と呼ばれ、ストリートチルドレン化するほどに増えてしまい、後々まで続くルーマニアの深刻な社会問題となってしまった。【中古】DVD▼4ヶ月、3週と2日▽レンタル落ち【05P07Feb16】【リユース】【中古】4ヶ月、3週と2日[DVD]／アナマリア・マリンカヴラド・イヴァノフルミニツァ・ゲオルジウアレクサンドル・ポトチェアンローラ・ヴァシリウ 4ヶ月、3週と2日【字幕のみ】クリスティアン・ムンジウ【中古】◆DVD◆4ヶ月、3週と2日　4 LUNI, 3 SAPTAMANI SI 2 ZILE◆

吉原炎上〜自由気ままに映画日記

今回の一言なんてゆーか、こん時は若いんだけど、今は若くないからしんどいです。 1987 日本ドラマ監督五社英雄 Cast 名取裕子二宮さよ子藤真利子かたせ梨乃仁支川峰子ストーリー 1907年、明治39年。吉原の「中梅楼」に売られてやって来た18歳の久乃。遊郭において客と遊女の取り持ちや遊女の監督をする「遣り手」のおちかは、久乃を一目見て「稼ぐ様になる」と感じる。久乃は筆頭である九重の元で見習いを始め、やがて営業許可が下りると「若汐」という名を貰った。しかし初見世の夜、恐怖で客の前から逃げ出してしまった若汐は、連れ戻され厳しい折檻を受ける。九重は若汐に手練手管を教えようと、客を喜ばせる方法を身を持って教えるが、逆に九重の方が絶頂を迎え、若汐の才能を確信する。やがて九重は借金をすべて精算し、若汐を残し、吉原を去っていくのだった...。感想何度も観てるんですが、印象に残っているのはやはりラストシーンですね。ラストシーンに行くまでの過程は、ほかの「遊女」をテーマにした作品と同様、客に恋しちゃったり、病気になったり、女同士のイザコザなんかを描いていて、まぁよくあるやつです。ただしほかの作品と違うのはやはり大胆なシーンがある事でしょうか？ヌードシーンや若汐と九重のレズビアンシーンがありますからね。それとやはり女優さん達の演技力ですね。若い子は遊女の作品というと「さくらん」が(下の方にあるカテゴリ別一覧検索「映画(さ)」から見れますのでよろしくどうぞ)パッと思いつくんじゃないかと思いますが、あんなのとは一緒にされたくない、素晴らしい出来です。でもこの時は皆若いんでしょうが、残念ながら現在の印象が強すぎて、どーしてもおばさん同士に見えてしまう。笑ちょっとしんどいです。笑吉里のシーンはなんとも悲しいですね。男ってのはどーしてこう体を合わせてる時だけ優しいんですかねぇ？吉里始め遊女達は、皆が皆、働きたくてそこに居るわけではない。そして一度入ればなかなか抜け出せない。そんな世界で生きる彼女達にとって、とても大きなものです。どーせイきゃぁいいんだから、余計な事言って心を乱さんでもらいたい！！怒狂乱シーンは「八百屋お七」を彷彿とさせてとても印象的です。「八百屋お七」は、個人的には心の炎に焼かれるお話だと認識していますが、お七と違う感情でも、その熱さがとても似ています。またラストシーンも良かったです。なんだか全てが燃えてゆくんですよね。記憶とか感情とかも。そんな気持ちになる良いシーンです。割とオススメなんですけど、現在の姿が思い浮かんでおばちゃんに感じる可能性も大いにありますので悪しからず。笑 my評価7点(10点満点中) 概要吉原に生きる5人の遊女達を描いた作品。 1987年に公開されると、翌1988年には新橋演舞場で同じく名取裕子主演で舞台化もされた。 2007年には観月ありさ主演で、テレビ朝日系列でスペシャルドラマとして放送された。その他テレビでも今作は複数回放送されており、高視聴率を記録している。出演女優達のヌードシーンやレズビアンシーンなどが、今では考えられないほどあり、大きな話題を呼んだ。吉原炎上　/名取裕子　竹中直人【送料無料】吉原炎上/名取裕子[DVD]【返品種別A】【新品】吉原炎上 DVD

妖怪大戦争(2005)〜自由気ままに映画日記

今回の一言超豪華！！ 2005 日本 SFX、ファンタジー監督三池崇史 Cast 神木隆之介南果歩成海璃子菅原文太宮迫博之ストーリー両親の離婚によって、東京から鳥取に引っ越して来た稲生タダシ。学校では馴染めず、いつも一人で居た。そんなある日の村祭りで、タダシは「麒麟送子」に選ばれる。「麒麟送子」に選ばれた子は、世界に平和をもたらす正義の味方、大天狗の住む山へ聖剣を取りに行かなければならない。クラスメイト達にからかわれ、タダシは意を決して山へと入っていった。しかし途中で怖くなり逃げ出すタダシだったが、途中でネズミの様なモルモットの様な不思議な生き物が怪我しているのを見つけ、家に連れて帰る事に...。どうやら人間の言葉が分かる様子のこの生き物に名前を訪ねると、ジェスチャーを交えて「スネコスリ」だと答えた。そんな時、ボケの始まった祖父・俊太郎が姿を消してしまう。何故か山から聞こえる祖父の助けを求める声に、タダシは山へと向かう。そこで出会ったのは猩猩(しょうじょう)、川太郎(河童)、川姫だった...。感想子供向けの妖怪映画なんで大して期待もしてなかったですが、意外と妖怪に対しての描写がしっかりしていて良かったです。嬉しかったのはプロデュースチーム「怪」。このメンバー素晴らしいです。荒俣宏、水木しげる、京極夏彦、宮部みゆきと超豪華！！荒俣宏はしょっちゅうTVで見かけて一体何をやってる人なんだかよく知らなかったんですが、学者さんで妖怪などの権威です。偉い人だった！そして妖怪と言えば水木しげる！さらに私の大好きな京極夏彦！さらにさらに大人気作家の宮部みゆき！なんて豪華なんだーーーー！！！この人達がプロデュースという事が面白いんですね。妖怪達の性質や特徴、どの地方でその妖怪の目撃談が多いのかが作品に細かく描かれています。まぁ河童と川姫は別扱いでしょうけど。噂が広まるシーンで、日本地図を背景に様々な妖怪が出るこのシーンですね。ちなみに豆腐小僧はほとちゃんがやってて、似合ってました。笑特殊メイクなしでイケるってヤバッ。笑ストーリー自体は簡単で、子供向けです。しかしキャストやスタッフは本当に素晴らしかったです。トヨエツも本当に素晴らしかったですし、今は亡き文太さんや忌野清志郎も観れます。おかっちも小豆洗いによく似合ってましたし、南果歩、遠藤憲一、竹中直人、田口浩正とベテラン人気俳優さん達がバンバン出てます。子供は映画を楽しみ、大人はキャストとスタッフの豪華さで楽しむ作品です。まぁ映画としてはフツーですけど。笑 my評価5点(10点満点中) 概要角川グループ60周年記念作品として製作された1968年の「妖怪大戦争」のリメイク作品。しかし時代設定や登場人物、筋立ても大きく異なっている。脚本プロデュースに荒俣宏、またプロデュースチーム「怪」として水木しげる、京極夏彦、宮部みゆきが参加。荒俣宏の代表作「帝都物語」や水木しげるの代表作「ゲゲゲの鬼太郎」から引用されたキャラクター、台詞、世界観などもある。特に目立つのが、豊川悦司演じる加藤保憲。彼は「帝都物語」で東京を滅ぼそうとした魔人であり、今作でも東京から世界を滅ぼそうと動いている。角川大映映画としての処女作品であり、製作費は13億円。 CGも使用されているが頼りすぎる事なく、セットに力を入れアナログ映像にこだわった。またキャストの豪華さも話題を呼んだ作品である。 [DVD] 妖怪大戦争 DTSスペシャル・エディション＜初回限定生産2枚組＞妖怪大戦争　/神木隆之介竹中直人【中古】DVD▼妖怪大戦争▽レンタル落ち【ホラー】【20P05Sep15】【0815楽天カード分割】

ヨギ&ブーブーわんぱく大作戦〜自由気ままに映画日記

今回の一言アニメじゃないよ！混合だよ！ 2009 アメリカ、ニュージーランドコメディ監督エリック・ブレヴィグ Cast ダン・エイクロイド(Voiceのみ) ジャスティン・ティンバーレイク(Voiceのみ) トム・キャバナーアンナ・ファリスストーリーアメリカのとある場所にあるジェリーストーン公園には、喋る熊が住んでいた。その名はヨギ。大柄でせっかち、食いしん坊の熊だった。相棒はブーブー。ヨギとは真逆の小柄でおっとり、いつもヨギのやる事に反対しながらも結局見守っていた。ヨギはピクニックに来る来園者達のピクニックバスケットが大好きだった。中にはサンドイッチやお菓子、飲み物、おもちゃ、まるで夢のバスケットだったからだ。今日もあの手この手でピクニックバスケットを盗む算段をたてるヨギだったが、そこへ公園の管理責任者スミス隊長がやって来る。スミス隊長はヨギが悪さをするのに頭を悩ませていた。そんな中、市長は市の財政難からジェリーストーン公園の木を伐採して売り、かつ農地にして土地も売ろうと決める。スミス隊長は父の代からジェリーストーン公園を管理しており、公園は無事100周年。なんとか公園を守ろうと翻弄するのだったが... 感想雑過ぎる！！笑てゆーか緩すぎる！！笑でもヨギとブーブーが可愛いから良しっ！笑そもそも実写とアニメーションが混合する作品にリアリティも何もないんですが。笑ビックリするぐらいに雑です。笑映画専門学校の学生が作ったのかと思うほどで、主役とヒロイン、お騒がせ役のヨギ&ブーブー、おバカな脇役と悪役市長。ちょー分かりやすい役割。笑ストーリーも簡単で、主役とヒロインが公園の為に奔走、ロマンスもあり、お騒がせ役がやらかしちゃうものの主役と和解し、力を合わせて悪を倒すと。そんなわけで「雑」以外の感想は特にありません。コメディですし、それで良いと思います。面白いのは市長が財政難から公園を売る事にするところ。これはコメディだけでなく、真面目な作品にも見受けられます。意外と社会派です。笑そして「カエルオオグチガメ」の存在もまたしかりです。なんじゃそのあからさまにテキトーに組み合わせて語呂の良いのを選んだ感じ！！笑これまた法律が絡んできて、またまた意外と社会派だな！と。ヨギとブーブーは両方とっても可愛いですが、私はどちらかというとブーブー派です。ブーブーは弱気で賢く、ルールは守ろうとする慎重派です。好き！可愛い！ヨギは可愛いのですが、私にはないちょー前向きでなんだかやったモン勝ち的な感じでそれがけっこーうまくいっちゃうもんだから、可愛いんだけど悔しいってゆーか！笑そしてCGIはなかなか良く出来ています。まぁ難しい事はよくわかんないんですけど。笑でもその辺の雑さ加減もB級作品らしくて、コメディで緩すぎるので許せちゃう。笑老若男女楽しめますが、雑なので、本当にぼーっと観るのに向いています。友達数人でパーティー中に流すぐらいでちょうどいいかも？お喋りの合間に観るくらいで問題ないです。とにかくブーブー可愛いので、そこがオススメポイントです！ my評価6点(10点満点中) 概要原作は1960年代にアメリカのハンナ・バーベラ・プロダクション製作のテレビアニメーションシリーズ「Yogi bear」。アメリカでは3D映画として2010年12月より劇場公開された作品。日本では2011年4月より劇場公開の予定であったが、残念ながら3月11日に起きた東日本大震災の影響を受け、節電などが呼びかけられた事もあり、日本での劇場公開は中止となってしまった。またCGIとは芸術、メディア、コンピューターゲーム、映画などで画像を製作する時に、コンピューターグラフィックを応用する事。【送料無料】 BD/キッズ/ヨギ&ブーブーわんぱく大作戦 3D&2D ブルーレイセット (Blu-ray) (3DBlu-ray+2DBlu-ray)/TWBA-Y30311 BD/キッズ/ヨギ&ブーブーわんぱく大作戦 3D&2D ブルーレイセット (Blu-ray) (3DBlu-ray+2DBlu-ray)/TWBA-Y30311 ヨギ＆ブーブーわんぱく大作戦【字幕・吹替え】【リユース】【中古】ヨギ＆ブーブーわんぱく大作戦[DVD]／ダン・エイクロイドアンナ・ファリストム・キャバナージャスティン・ティンバーレイク

陽気なギャングが地球を回す〜自由気ままに映画日記

2006 日本コメディ、ドラマ監督前田哲 Cast 大沢たかお鈴木京香佐藤浩市松田翔太ストーリーある日のかもめ銀行。銀行員、朝倉が電話を受けた。そして朝倉は叫んだ。「爆弾が仕掛けられています！早く逃げて！！」と...。驚いた人々はみな一目散に逃げ出し居なくなった...はずだった...。しかしそこには、朝倉と、そしてほかに男女4人が残っていた。その中の1人、成瀬は銀行の金を狙った朝倉の狂言と見破ったのだ。ほかの3人も同じだった。このたまたま居合わせた4人、彼らは特別な能力を持っていた。他人の嘘を見抜いてしまう、成瀬。コンマ1秒まで正確に刻む体内時計を持つ女、雪子。演説の達人、響野。生まれついての天才スリ師、久遠。偶然出会った彼らは意気投合。そして思った。「自分達ならもっと上手くやれる」と...。原作は日本人ミステリー作家伊坂幸太郎の同名小説。そして監督はかつて伊丹十三、阪本順治、周防正行ら日本を代表する名監督の助監督を務めた前田哲。さらに豪華なベテラン俳優陣に加え注目されたのが、今作で映画デビューした、故・松田優作の次男、松田翔太。デビュー作とは思えぬほど堂々とした演技で人々を魅力した。 my評価3点(10点満点中) スピード感満点です！！だけどカーチェイスシーンはなんだかイマイチでした。そして内容も面白かったのですが、やはり日本映画ということで、派手さに欠けます。またコメディな割には少し重たい印象です。もしもこれが、ハリウッド作品だったなら、もっと派手に面白くそして軽いコメディ感たっぷりに出来たんじゃないか？と思うんですね。ストーリーが良かっただけに、とても勿体無い作品になっています。佐藤浩市は色んな作品に出ていますが、彼の出演しているコメディ作品はけっこー好きです。ですが、やっぱりこの作品、佐藤浩市の扱いという点でも三谷幸喜には敵わないなーと思いました。つまらなかったわけではないので、観てみても良いと思います。【中古】陽気なギャングが地球を回すプレミアム・エディション／大沢たかおDVD／邦画陽気なギャングが地球を回す　/大沢たかお　松田翔太