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人生のある局面を、鋭く鮮かに切りとっていきます。
短い・・・ 故に・・・ 起承転結がイメージできなければ途中で読むのを止めたくなる・・・・ 最後に何が起こるのか?わくわくさせてくれるのが妙に気持ちいい・・ 【天皇死す時】 ●最終章◆その後・人生の終着駅 黒海沿岸のブルガリアに接しているヨーロッパ側の国境線からグルジア側の国境にかけては、松林が山を覆い、低地や谷ではみずみずしい作物や穀物が豊かに実っている。 長い海岸線に沿って人の少ない美しいビーチが続き、日光浴や海水浴、リラクゼーションに最適な場所で、この地域の漁村や山村は昔ながらの伝統的な木造建築が多い。 そんな木造の一軒家の庭先の一角で、トルコ料理に舌うっている家族がいた。
梶川2等海曹、及び大松海曹長は上官の不祥事に部下としての責任を取ると除隊を申し出て承認されていた。 その後、大学時代から付き合っていた恋人と結婚、夫婦で結婚相手の出身地である新潟でコーヒーショップを経営、二児のパパになってる。 梶川、大松、及び栄一も除隊理由には説得力があり、冒頭で述べた、「奥田准海尉の実力は、この物語の中で順次紹介できるだろ。」の中には、情報操作の創作にはピカイチで、二件の事件に携わった全員のアリバイ工作が完璧に出来上がっていた。
尚、警察庁次長合田は、銀行強盗立てこもり事件での出世欲怠慢が招いた突入支持での遅れでの証人が現れ、次期警察庁長官に内定していたが取り消された。
この物語の主人公栄次郎は、トルコ海軍士官(Officers)メルンの故郷トラブゾンの田舎町で古くなった民家を修復し、近所とも友好な付き合いをし、娘の奈美と妻”洋子”の思い出に耽りながらゆったりとした時間を過ごしていた。 あなたは、自分の人生の終着駅はどこですか?・・・そこに行き着きさえすれば、たくさんの素晴らしい夢がかない、それまでばらばらだった人生の断片がジグソーパズルのように、ぴたりと合うはずだと考えている終着駅はどこですか?
「そこにさえ着きさえすればすべてよし」というような駅はないということに・・。 駅に着いてほっとしたら、その駅に満足できず、次の駅を求めるのです。 このように私たちの人生は旅そのものであり、駅はいつまでたっても私たちの行く手にあるのです。
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Last updated
2019年11月11日 15時55分30秒
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