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カテゴリ:今月の標語
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良きにつけ 悪しにつけ み佛さまの 思しめし @@@@@@@@ 「いいことは おかげさま 悪いことは 身から出たさび」 と相田みつをさんの作品にありました。 良いことが起こったら、 有り難くおかげさまと素直に喜ぶ。 もし思い通りでなく都合の悪いことなら、 反省の意味も込めて身から出たさびだと思って、 自分を戒めるお言葉です。 今回の 「良しにつけ悪しにつけみ佛さまの思しめし」 というのは、信仰による受け取り方です。 都合の良いときは誰でも喜べるでしょう。 都合が悪いときをどう捉えるかが、 問われているのです。 不平不満愚痴泣き言悪口文句を言うのは簡単です。 縁に導かれ私は僧侶になり、 教えのままにお念仏を称えてきました。 以来佛さまのお力によって、 心を育てていただいています。 見方・捉え方が変わり、幸せをいつでも感じられます。 当然、 都合の悪いこと、 予期せぬことも起こります。 それでも最終的には、 佛さまのお計らい (思しめし) だと受け取ることができるのです。 すると、心穏やかで気づき多き生活ができるようになりました。 今でもビックリしたり、イラッときたり、何で?と言いたくなることはいっぱいあります。 でも、その負の状況の解決方法も得らました。 それは、まず現実を受け入れることです。 そして、 その現実に対して自分で対処法を選んで、 行動していくしかないとわかりました。 約九〇〇年支持されてきた「南無阿弥陀仏」のお念仏には力があります。 「南無」とは「お任せします」「お導きください」の意味。 念仏瞑想の時には次のような祈りを込めています。 「これから起こりえることは何が起ころうとも、 結果の良し悪しや生死も含めて、 すべてお任せいたします。 どうぞ、善いようにお導きください、 阿弥陀さま」と。 その結果が今・現在なんです。 この「現在」は英語でPresentとも表します。 つまり、 よく使っている「贈りもの」と同じ語なのです。 では 「この今現在は誰からの贈りもの?」 それは、 お任せした佛さまからの贈りもの! と受け取れるのです。 すると、 目の前に与えられた出来事や出会う人や手に入る物が、 実は佛さまからの贈りものなら、 良きことも悪しきことも 文句を言わずに「思しめし」と受け取るしかないのですよね。 だから、 もう不幸がなくなるのです。 すべては受け取り方ですから。 合掌 専称寺 住職 亀山政臣 拝 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014.07.27 22:05:57
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