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テーマ:鉄道(23019)
カテゴリ:旅行
中国国鉄の営業距離は9万キロに及ぶと云う。まさに鉄道王国である。(78年に紀行作家の宮脇俊三氏が「時刻表2万キロ」と云う当時の国鉄完乗の名著を書いているが、JRの営業総キロは現在2万キロを切っている)。 今回は国内移動に鉄道を使った。満鉄探訪の旅でもあるので他の選択肢はない。7月に中国新幹線の事故があったため、友人らは心配してくれたが、基本的に中国国鉄の技術は高く(まさに宮脇俊三氏が書いた「中国火車旅行」でその点に触れている)、僕自身は心配していなかった。 いろいろな列車に乗ってみたかったので3種類の列車を選んだ。インターネットで時刻等を調べることができるのでなかなか楽しい。(火車網)。 1)大連ー瀋陽北間 T5303列車 Tで始まる列車は機関車が牽引するタイプで、一般的な特急列車。 2)瀋陽北ーハルビン間 D25列車 Dで始まる列車は新幹線車両を使った列車。 3)ハルビンー大連間 T262列車 これは寝台特急。 ただ、インターネットで列車の予約まではできない。現地到着後に購入することも考えたが、リスクがあるので、事前に現地の旅行会社に手配してもらった。実際のチケットと同額くらいの手数料を払ったが、駅のチケット売り場の混雑ぶりを目の当たりにすると、正解であったことがわかる。 さて、大連ー瀋陽北間である。大連駅は上野駅を模して作ったと云われている。駅では入口で荷物のX線検査があり、また、非常に混雑しているので1時間前に行った。
車内の写真。一昔前の特急の趣。椅子はリクライニングではなく、また固定式なので二人席にすることはできない。ただ、標準軌なので日本の特急に比べれると空間に余裕がある。また、テレビが何台か設置されており、つけっぱなしで結構うるさい。
8時ちょうどに大連を出発した同列車は途中製鉄で有名な鞍山などに停車しながら、12時3分、時刻表通り瀋陽北に到着。同区間400キロを4時間3分。ほぼ時速100キロ。保線状態もよく快適であった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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