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Mr. Cats' Gardenのブログ あるいはニャンスケの生活と意見

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2022.06.02
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2022/5/26 ルナサに踊る 劇団民芸公演 紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYA   
作:ブライアン・フリール、訳:長木彩、演出:シライケイタ
    末娘の長男マイケル:横山陽介、マンディ家長女ケイト:石巻美香、次女マギー:櫻井明美、    三女アグネス:森田咲く子、四女ローズ:八木橋里紗、    末娘クリス:金井由紀、マイケルの父親ジェリー:吉田正明、長男ジャック神父:横島亘、   
図1 ルナサに踊る チラシとチケット半券から構成

アイルランド北西部、マンディ家、1936年夏から秋のころの出来事の回想、回想しているのは当時7才であったマイケル、その彼の現在、つまり舞台に於ける現在、は多分本が書かれた1990年より少し前辺り。つまり回想されているのは、ベルリンの壁の崩壊から遡って、第二次大戦前夜、ヒットラーの大規模侵攻が始まる前夜までなのである。宜なるかな、このオリジナル上演は、1990年にトニー賞を受賞するなど、いろいろな観点から高い評価を得た作品なのだ。

しかるに、初演から更に30年を経て、世界史は着実に、渦中のものには予想不能な方向で動いている。後から振り返れば、何とも自然な風に見えて、多分そういう言い訳が付けられるのであろう。そして、時代の流れは慎ましい女系家族の上にも恐ろしい勢いで干渉してくる。そんな様が1936年収穫前の、つまりルナサの季節、を切り口としてvividに描かれ、まだ若いと言えそうな女性5姉妹や神父をやっていたその長兄、マイケルの父親なる怪しげなダンサー等々が、その後どういう風に人生の実りを得ていくのか収穫は不調に終わるのか、皆固唾を呑むことになるのだ(一寸大げさかも)。
 
民芸の皆さんは芝居の基本を確りと身につけておられる感じがする。歌も板芝居も様々なダンス所作も、そして上手の演技も下手の演技も自由自在の感じ。演じる為には人物像が必要である。それが曖昧で訳解らん台本が、書き直すに書き直せないような変な状況にならない限り、見せる芝居が出来そうな。(昨年4月に見たどん底は何だったのか?)元本が良くて翻訳が良ければ、良い作品を生み出せる、そういうことなのでしょうかね。

 終幕近くに、大演説でまるっと大団円、みたいな感じで感銘深かったのはチャップリンの独裁者。今回、マイケルの最後の長台詞は、独裁者のendingの大演説を、ニャンスケは実は、一寸思い出さされてしまった、要するに、感銘してしまったのだ。そして勝手に◎芝居と決めてしまったのだ。無論、ヴァーチャルキャットの我が何を言おうと、人間界の多様な意志の流れに棹さすことは先ず出来ないんだけれど!


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BIRTH×SCRAP [ シライケイタ ]​​
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最終更新日  2022.06.02 03:00:44
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