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2023.11.09
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2023/11/8  終わりよければすべてよし      2023/2024シーズン演劇 シェイクスピア・ダークコメディ交互上演、新国立劇場中劇場、演出:鵜山仁
    フランス王:岡本健一、バートラム:浦井健治、ヘレナ:中嶋明子、ダイアナ:ソニン、    ラフュー:立川三貴、ラヴァッチ:吉村直、フィレンツェ公爵:木下浩之、ルション伯爵夫人:那須佐代子、リナルドー:勝部演之、兵士2:小長谷勝彦、デュメーン兄:下総源太郎、    キャピレット:藤木久美子、兵士1:川辺邦弘、ペーローレス:亀田佳明、    マリアナ:永田江里、紳士:内藤裕志、従者:須藤瑞己、小姓:福士永大、デュメーン弟:宮津侑生、   

図1. 終わりよければすべてよし 新国立劇場HPのタイトルとチケット半券から校正

 10月18日から始まった11月19日までの交互公演。10月26日に見た「尺には尺を」では、一部に台詞のつまりなどが見られ、2舞台交互公演は無理があるのではとも感じられた。しかし、開幕3週間を経て、いつになく演技に幅が感じられるのだ。2つの世界を日々に交互に住んでくると、余裕というか、ぶれ幅の許容度が広がるというか、そんなものがカンパニー全員に公有されている感じなのだ。
 シェークスピアのどうにも訳しようのないダジャレの数々を小田島雄志が何とかこじつけて日本語でのダジャレに置き換えている、そんなところも、「それなりに一寸無理していますよ」というような風情も感じさせながら、上手くはめていて、客ととともに翻訳芝居の限界を味わってしまうような、一段上手の演技構成も感じられる。
 言い寄る若者バートラムを演じる涌井健治と、言い寄られる気丈な処女ダイアナを演じるソニン、そのコンビは「尺には尺を」と同じで、ダイアナの登場は休憩後の後半のみであるにもかかわらず、ソニンの存在感は終幕に向けてだんだん圧倒的になってくる。凛とした声が場内に染み渡る。
 特に象徴的と感じたのはカーテンコール、上手1/4位のところで少し下がった位置にいたソニンが、カーテンコール繰り返しごとに段々立ち位置が前に出てきて、最後のカーテンコールでは大きく手を振りながら最後に舞台から消えていった。 心地よい好演! 


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最終更新日  2023.11.09 18:42:17
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