無職転生Ⅱ 22話 親 視聴
前回、迷宮の中ではぐれたロキシーを助け出し、回復を待ってから何度も迷宮へ
徐々に攻略を進めながら、ロキシーと仲がよくなるルーデウス。当時の師匠と弟子ではなく男女の関係であることに気づいたパウロはそのことで苦言を呈した。
第五階層まで降りたところで、ルーデウスが隠し部屋から別の転移魔法陣を見つけたところから
ギースはパウロに一度戻るかと訊ねるが、パウロは装備の確認をして進むことを決断する。
ロキシーはスクロールをルーデウスに渡すと、ルーデウスはビビリ癖がると自分の欠点を自覚している。
準備が整うと、パウロは何かを言おうとするが辞めて転移魔法陣へ。
下の階層にいき通路の奥に進むとヒュドラが待ち構えていた。
そしてその奥の結晶の中にゼニス。
その姿を見るとパウロは即座にヒュドラに向かって駆け出す。
ロキシーとルーデウスが遅れて魔法で援護するが、ヒュドラに弾かれてしまう。
パウロは斬撃でヒュドラの首を飛ばすが、他の首の攻撃を受ける。
エリナリーゼがフローし、パウロを救うと、さらにロキシーとタルハンドが魔法で援護。
だが魔法は通じず、ルーデウスは続行か逃げるかを考える。
その間にヒュドラの頭が再生するところを見ると、ロキシーは撤退を進言。
だがパウロはヒュドラに向かって突進、ギースとエリナリーゼがパウロを止め一度撤退。
魔法陣で五階層に戻ると傷ついた仲間に回復魔法をかけた。
ルーデウスはパウロに声をかけると、アレはゼニスで間違いないという。
ルーデウスはパウロに落ち着くように言ってから、あれでゼニスは生きてるのかと問う。
パウロは激昂して、ルーデウスになんでそんなに冷静なんだと掴みかかる。
ルーデウスは自信も冷静かもしれないと自覚し、転生したせいか母というより一緒に暮らしいた他人でさらに10年近く離れていた。
ルーデウスはヒュドラには魔法も聞かず、凄まじい再生能力もあり、振れただけでエリナリーゼの防御を突破するだけの威力もある、さらにゼニスは生きているかどうかもわからないと情報をまとめる。
パウロは母親を見つけた態度がそれかと怒りちらすと、ギースたちがパウロを止めた
エリナリーゼが話し合いを促すと全員座ったところで、ルーデウスはロキシーに大丈夫だと告げた。
ロキシーはゼニスの結晶化はなんとかなると思うと切り出すと、エリナリーゼも同じようになった人物を知っていて今でもちゃんと生きてると話す。
問題はヒュドラだといい、ロキシーから詳しい話を聞く。
魔力を吸収すると聞くと、ルーデウスはギリシャ神話の話から潰した首なら火で炙ればなんとかなると話す。
可能性は低いが試して見る価値あると話がまとまるが、パウロは少し気落ちしていた。
ルーデウスはパウロが首を落とし、即座にルーデウスが火で燃やす必要があるため前に出なければならないと考える。
パウロは一息吐くと、これで最後だと仲間に礼をいい力を貸してくれと頼む。
ギースはパウロが丸くなったと煽る。
そしてルーデウスに頼りになる息子だと、以前と違い認める視線を向けると、だめな親父で息子のお手本に慣れそうもないといい、その上で親の言う台詞じゃないが死んでも母さんを助けろと言った。
ルーデウスはそれがパウロの覚悟であり、自身への信頼だと受け止め、ゼニスを助ける覚悟を決めた。
再びヒュドラのもとに戻り、パウロの掛け声で攻め込む。
ルーデウスは予見眼でパウロとヒュドラの動きを見ると、パウロの動きに合わせ魔法を放つ
パウロは自分の背中から離れるなと言って、ヒュドラの首を飛ばすと即座に炎おで首を焼いた。
有効であることが分かると、次々に首を飛ばし焼いていく。
パウロが首を飛ばし、ルーデウスが魔法で首を焼き、そのルーデウスをエリナリーゼが守り、傷ついたエリナリーゼをロキシーが回復する。
一連の行動を繰り返し数を減らしていくが、タルハンドとロキシーが狙われる。
行動がズレがパウロが首を飛ばしタルハンドを助け、少しリズムがずれる
ルーデウスは何かおかしい気づく間に、パウロが首を飛ばしエリナリーゼが再生させないよう氷の魔法で再生を遅らせたところでロキシーの火炎で焼いた。
首が残り3つとなったところでルーデウスの予測通り、ヒュドラが口に火炎を貯める。
ルーデウスはブレスが来るので、仲間に自分の後ろに集まるように指示し、水の壁を作ってブレスを防いだ。
再びパウロが仕掛け、首を減らしていく。
ルーデウスは残り1本となり行けると油断してしまう。
再生してない首が攻撃を仕掛け、パウロがルーデウスのフォローをしたため陣形が崩れる。
ルーデウスが一瞬回りに気を取られた隙に、残りの1本がルーデウスに襲いかかる。
ルーデウスはパウロに突き飛ばされ、起き上がるとヒュドラの顔が。
思わず左手でヒュドラの目を貫き、吹き飛ばされるがロキシーが最後の首を燃やした。
ヒュドラは苦しんだ後倒れ、ルーデウスは左手を失うもヒュドラを撃破し、パウロが助けてくれなければ死んでいた可能性が高かったと礼を言おうとする。
その時、仲間が見てる先に気づき目を向けると、ルーデウスをかばいヒュドラの一撃を受け、上半身だけで逆さまになったパウロの姿を目にした。
ルーデウスは無言でパウロの前に立つと、最後にパウロが口元で軽く笑みを浮かべ事切れた。
直後、ゼニスの結晶が割れ、中から解き放たれたゼニス
一同無言のまま、助けたゼニスを抱え迷宮を出る。
ロキシーはルーデウスに声をかけようとするが表情を見上げて辞める。
ラパンに戻り、リーリャたちの居る屋敷にいくと、パウロが居ないことに気づいたリーリャが訊ねる。
自体を知って涙にくれるパウロの仲間たち。リーリャはルーデウスを抱きしめるとお疲れ様でした、後は私に任せてくださいと告げた。
ルーデウスはベッドに転がると、パウロの亡骸を火葬した場面を思い出していた。
遺骨を掴んで崩れたところを思い出す
4日後、まだ目覚めないゼニスをリーリャと見つめるルーデウス。
その時、ゼニスが目を冷まし安堵するルーデウス。
ルーデウスは母さんと話しかけるが、ゼニスは言葉を上手く発せられない
リーリャはもしかしてと声をかけ、気づいたルーデウスも言葉を失ったところで終了。
○感想
2期一番の盛り上がりであり、一番きついイベントになるだろうヒュドラ戦
想像以上にここに力を割いたのが分かるほど迫力のあるバトルシーンで見応え十分
ヒュドラ攻略を見つけると、しっかりした行動パターンで首を潰していき、イレギュラーで行動順やパターンが変わるなどゲームだと臨機応変に動く様子をアニメでもしっかり表現していたのが、分かり安い上に良かった。
そして、攻撃を仕掛けるはずのパウロがルーデウスをかばったことで、攻めのターンが1個飛び、ヒュドラのターンでルーデウスが狙われため攻撃するはずのパウロがまたフォローに入り犠牲になってしまった。
ルーデウスの油断が招いたことなのでしばらく抱える事になりそうだ。
その後、グール化する恐れがあるのでパウロを火葬。
転生前両親の葬式にも出なかったため、初めての葬儀というのも前世との対比になっている。
親の遺骨を掴んだことで、当時のことと比べているのかも気になるところだ。
そして、迷宮から戻るまで、戻ってからリーリャがしゃべるまで無言の演出も良かった。
一人ひとり仕草で今の状況を表現し、アニメならではの表現で本当に良かった。
奇しくも父の日で父パウロを失う回という印象に残る日という。
山場を超えた直後だが、2期をどうまとめるか最後まで楽しみだ
