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ジャングル・ナイト・クルーズ

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カテゴリ:魔法の木

昨日はけっこうバカな話で盛り上がりました。

金融機関の「歓送迎会」だったんですけどね。

小学校の運動会の話になったんですよ・・・・・で、最近「俊足」というスニーカーというかトレーニングシューズがあるらしいんですけど、底に傾斜角度が着いていて、「グラウンド左回り用のシューズ」があるんだそうです。

そこから、「競馬馬の場合だって、蹄鉄の削り具合によっては左回り、右回り・・・それぞれ得意不得意が出てくるよなあ」・・・なんていう話になって・・・

アア、これから先の話は、ちょっとまずいんで省略!

 

ノブとピンクと男の子は、姿を現したまま城門のところまで来ました。

「猫又」のニタリは、普通の猫の姿に戻って、男の子の腕に抱かれてやってきます。

モルトスと緑は、姿を消し「魔法の笛」を持ってそのあとをこっそり追っていました。

がっしりとした鎧を着た門番が行く手をさえぎります。

「おまえたち、なんの用だ?」

「はい、ご領主様にお願いがあってまいりました。・・・ご領主様のお得になる話でございます。」

門番は「伝声管」のようなものを使ってお城の中と連絡を取ってくれました。

「はい・・・・先日亡くなった年寄りの孫が、お願いの筋があるということで・・・・はい・・・いや断ろうと思ったのですがご領主様のお得になる話と申しておりまして・・・はい・・・・はい・・・・」

しばらくすると門番はノブたちのところに戻り・・・

「ご領主様は会ってくださるそうだ・・・・中にまっすぐ進み・・・最初のかどを右に曲がって・・・・・」

城内の案内をしてくれたのですが、一回では覚えきれないので、紙に描いてくれました。

「ああ、ただし、その腕に抱いておる猫は置いて参れ・・・ご領主様は大の猫嫌いでね・・・」

門番が最後に一言こう付け加えると、猫のニタリは、男の子の腕の中からスルリと抜け、門番のいつも立っている場所の隣にちょこんと座りました。

「俺はここで待ってるよ・・・・ネズミの化け物なら、猫は匂いだけでもわかるだろ?。。。変に警戒させるより・・・ここで帰りを待ってるから」

ニタリは、頭の中でノブにテレパシーを送ってきたのです。

ニタリと別れた3人は、いよいよ城中に入ってきました。

右に曲がり左に曲がり・・・・階段を登って下りて・・・又右に曲がり・・・・

何とか、領主のいるという「大広間」にたどり着いたのです。

領主は真正面の一段高くなっている「玉座」に座っていました。

「お前かえ?・・・・・先日亡くなった爺の孫というのは?・・・・して、わしの得になる話とはどのようなことじゃわいな?」

男の子は少し怖がっていたようで、代りにノブが前に出て話しました。

「私は親戚のものでございますが・・・・ご領主様のお情けで、今まで、この子はあの家で過ごさせていただきました。・・・・お爺さんがなくなったので一日でも早く、あの家をご領主様にお返しすべきところではございますが、何しろお爺さんが育てた野菜や果物がまもなく収穫でございます。・・・そこで、私たちも収穫のお手伝いをしたいのでございます。・・・・・もちろん採れた物は全てご領主様のもの・・・・私達は何も要りません・・・・その収穫が終わるまで、私たちをあの家で住まわせていただきたいと思うのですが・・・・・」

「なになに・・・・採れた物は全部わしのものじゃと申すのかえ・・・・それは殊勝な心がけじゃわいな・・・それでは収穫が終わるまで、あの家に住むことを許してやろうかえ」

領主は満足そうに答えました。

その時、どこからともなく笛の音が聞こえてきました。

もちろん姿を消している緑が吹いているのです。

「なんじゃあの音は?・・・うぅぅぅぅ頭が痛いわうな!・・・・それになんじゃこの匂いは・・・・この部屋に猫がおるのかえ・・・・誰が連れてきたのじゃわいな・・・・お前たちかえ?」

領主はノブたちを睨みつけました。

「いえいえ。ご領主様は猫がお嫌いだということは存じておりますから、飼い猫は城門のところへ置いてまいりました・・・・きっといつも猫と一緒に住んでいますから、匂いがついていたのでしょう」

「もうよい、わかったわいな・・・・お前達はもう帰れ・・・・秋まではあの家においてやるわいな・・・しかもただで住まわせてやるわいな・・・ありがたいと思ったら、収穫は一生懸命やるようにがんばるのじゃわいな・・・」

そういうと、領主は頭を抱えたまま、玉座を降りてどこかへ行ってしまいました。

なぜ匂いがしたのでしょう?

実はニタリが、この部屋に隠れて入っていたのです。

猫という動物は気まぐれなものです。

「城門で待っている」と答えたものの、門番がよそみをしている隙に、「ただ待ってるのもつまらないなあ」と思ったのでしょう・・・・姿を消して城内に入ってきたのです。

場所はよくわかりませんでしたが、緑の吹く笛の音に誘われ・・・・この大広間にたどり着いたのです。

門番は気がつかなかったのでしょうか?

いえいえ、気がついたときにはもう姿を消していましたから、「気まぐれな猫のことだ・・・きっとネズミでも見つけて追いかけていったのだろう・・・」ぐらいにしか思っていなかったのです。

ノブたちは、男の子の家に戻りました。

「あいつはネズミに違いない・・・・笛の音を怖がっていたし、僕たちには感じなかった猫の匂いまで気がついた。」

ノブがいうと、その声を追いかけるようにニタリがいいます。

「それにな・・・俺、思い出したんだけど・・・あの領主・・・ザウラブダグの手下だぞ・・・俺たち最初の討伐隊が、ザウラブダグの城に着いて戦ったとき、あのネズミの化け物は俺たちに戦いを仕掛けてきた。・・・・もっとも俺様が猫だと知ると、あとは慌てふためいて逃げていただけだったがな?」

「それともうひとつ・・・あの口調」

今度は男の子が話しを始めました。

「”かえ”・・・とか”わいな”っていう変な言葉を使ってたでしょ?・・・笛のことを教えてくれた旅人が教えてくれたんだけど、隣の国の2番目のお妃様がそんな言葉を使ってたんだって・・・・」

ここで、男の子は隣の国の話しを始めたのです。

ここに要約して話しますと・・・実は隣の国のお城は「スノーホワイト城」というお城で、王様とお妃様が仲良く住んでいたのです。

可愛い女の子が生まれて名付けられた名前が「スノーホワイト」・・・・

色の白い、本当に可愛らしい女の子でしたが、お妃様は産後の肥立ちが悪く亡くなってしまわれたのです。

数年後、王様は新しいお妃様と結婚したのですが、そのお妃様は、実は妖怪だったのです。

もう読者の皆さんはお気づきですね・・・・

隣の国は、「白雪姫」の生まれ育った国だったのです。

その後、「スノーホワイト」は、お妃に殺されそうになり、森の中へ逃げ込むのですが、リンゴの毒で殺されてしまいます。

その時面倒を見ていた「7人の小人」は非常に悲しみ、大きな声で泣いていたのですが、その声を聞きつけたある国の次男坊王子様・・・・・「スノーホワイト」の亡骸を見つけたのです。

そして、キスすると「スノーホワイト」は生き返り・・・・その王子様といつまでも幸せに暮らしました・・・・というところまでは御伽噺で有名なところですが、このあと、王子様と「スノーホワイト」は王子様の国に戻って、軍隊を整えるのです。

そして、その時その国に滞在していた魔法使いにも手伝ってもらい・・・・継母のお妃を退治するのですが・・・そのお妃の断末魔の苦しみのとき、ペストを流行させ・・・・それから、笛吹き男の話へと繋がるのです。

 

つづく

 

 

 

 

 

 

 

 






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Last updated  2007.04.13 10:55:39
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