カテゴリ:講演・落語
昨夜、俳優、矢崎滋さんの講演を聴いてきました。
あの、白鶴まる○のCMは26年もやっていたそうです。 矢崎さんのお父さん矢崎源九郎さんは言語学者で、 十数ケ国語がわかるとても優れた方だったことは知っていましたが、 やはり外国には一度も行ったことがないので、 話すのは上手くなかったと思う、ということでした。 それでちょっと調べてみましたら、なんと・・・・・ イプセンの「人形の家」、アンデルセンの「絵のない絵本」 「人魚姫」「マッチ売りの少女」などを訳した方でした。 矢崎さんのお父さんのおかげで、 外国の童話を読むことができたんですね。 矢崎さん自身も東京大学中退ですが、そこに入ったというだけで凄いですよ。 でも、こんなことを言っていました。 東京教育大学附属駒場高校を卒業していますが、 父親が国立の教授をしている子は、全員東大に入ることができたそうです。 今、大分県の教員採用汚職が話題になっていますが、 昔から皆ずーっとやってきたことで、騒ぐほどのことではないと。 マスコミに洗脳されないように、ということでした。 そうなんですよね、そういうコネを使って入るということは、 昔からあったんですよ、全国的に。 採用試験だけでなく、大学受験も当然あったわけで、 昔は報道されなかったから問題にもならなかっただけです。 政治家しかり。暗黙の了解だったのでしょう。 「若者の殺人も僕達の世代の方が多かったんですから 今の報道に惑わされないようにして下さい」とも言ってました。 確かにこれもちゃんとデータがありますものね。 60歳ですから団塊の世代、大学紛争、赤軍派・・・・・ この年代の人達がして来たことの方が、今の若者よりずっと凄いです。 矢崎少年は中学の頃から人を笑わすことに快感を覚え、 よく先生に殴られていたそうですが、痛くなかったと笑っていました。 とても厳しいお父さんが20歳の時に亡くなったそうで、 大学を中退して「劇団四季」に入り、演劇の道に進みます。 役者と乞食は三日やったらやめられないというが、本当だと言ってました。 食べられない時代は、日活ロマンポルノにも出ていたそうで、 女性を抱く時はこんな風にしていたと実演してくれました。 蟹江敬三さんや小林念待さんらもいたそうですよ。 男役は顔が見えませんからねぇ。 最後に落語をやってくれたのですが、なかなか上手でした。 もう年金をもらっていて、振り込まれるのが嬉しいと喜んでいました。 やはり面白い方ですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[講演・落語] カテゴリの最新記事
|