テーマ:囲碁全般(745)
カテゴリ:囲碁
パンダ杯世界大会準決勝、対おさま先生戦は白番nipparatの11.5目勝ち。
棋譜 序盤は、黒のおさま先生は例のおさまスペシャルを採用して来なかった。推測するに、私が最近黒番でおさま流を連発しているのを知っているので、あえて避けてきたのだと思う。かなりおさま流を打っているので、その長所や弱点を大分理解できてきた。 黒は、5・7・9と仕掛けてきた。これも、呉清源流の形である。左上から激しい戦いが起きた。黒も十分にやれるはずの戦いである。 黒23で26または黒25で26の所に打つ方がよかったかも知れない。黒33で34に下がれば黒もやれたはずだが、実戦は白が34にハネて一気に白に流れが傾いてしまった。 白64までとなり、黒がひどく苦しい形。 ここで白66が悪手であった。実は、この時点ですでに単純なシチョウを見逃すというひどい見損じをしていた。ただ、そもそも優勢を意識して気持ちが守りに入ったのがいけない。そんな5目を取ってもつまらない。 66では72に出てどんどん戦線を拡大していくのだった。75のシチョウを見損じしていたのだからひどい。 公式戦では、たぶん人生で3度目のシチョウ見損じである。こんな重要対局で飛び出すとは情けない。 ただ見損じが致命傷にならなかったのは幸運であった。77からの決め方は黒も喜びすぎたためか知れない。白は92まで最小限の被害で治まることができた。 その後、寄せでミスが出るも何とか逃げ切れたが、最後までおさま先生の迫力はずっと感じていた。左辺189挟みつけからの劫仕掛けや207置きなどさすがである。 おさま先生は、この碁の敗戦で罰ゲームとして改名することが決定した。新たな名前の発表はブログ界注目の大イベントになるであろう。 さて、パンダ杯決勝は昨年の優勝者である中国のsss54321さんとの対戦となった。強豪であるが、昨年の予選で当って勝っているので、本人が打ってくれさえすれば勝負になると思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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