5日の
ソフトバンク戦で、
オリックスが先発投手として送ったのは山田修義、福井県出身の高卒ルーキーだ。5安打を許したが強力打線を相手に先発3回を1失点に抑えた。1軍デビュー登板としては上々の投球だった(試合は負けてしまったが)。また、
先月14日の日記で触れた投手リレーでは前田祐二、山崎正貴(高卒3年目)、比嘉という3人の若手投手が登板した。残り2人の新人投手。日本文理大学(大分県)を卒業して
オリックスに入った古川秀一、日本通運出身の阿南徹もすでに1軍登板を経験している。
他にも、四国九州アイランドリーグ・愛媛出身の西川、高卒2年目の西、そして伊原(いずれも2年目)も1軍登板を果たしていることも注目すべきだ。特に西川は防御率1.50と安定した成績を残している。
このように今年の
オリックスでは新人、若手投手が活躍しているという印象がある。これはかなり気になっていたことだ。岡田監督の方針なのか、それとも星野または清川の投手コーチの提案なのか、はたまた投手事情がとても悪いのか・・・。昨年、小松や加藤大輔が大乱調だったという反省から投手力強化のため投手ばかり5人指名という結論に至ったのだと思う。今年は近藤が5勝10敗と期待を裏切っている現状。
2年前の2位躍進、プレーオフ進出の原動力の一つとなったのが、金子千尋(10勝)、小松(15勝)、山本(10勝)、近藤(10勝)という安定した先発投手陣の存在だ。しかし4人とも2年連続しての2ケタ勝利を経験したことがなかったことが大きなつまずきとなったことも否定できない。
これにどう若手投手を絡めさせるか。私としては
オリックスの投手育成方針が不明確に見える・・・。最初に取り上げた新人投手の登板が、采配迷走という風に見えたらおしまいである。