いつの間にか事が運ばれていたことに少し驚いている。残留交渉が難航していたカブレラの退団が事実上決まり、その代役としてイ・スンヨプ獲得が発表されたのだ。
オリックスが李内野手獲得=年俸4分の1に―プロ野球(2日、時事通信)
オリックスは2日、
巨人を戦力外となった李承※(※=火ヘンに華)内野手(34)の獲得を発表した。年俸1億5000万円プラス出来高払い。1年契約で2年目の契約は球団に選択権がある。背番号は
3。今季の年俸は6億円だった。
今季は56試合で打率1割6分3厘、5本塁打、11打点に終わったが、ロッテ、
巨人の日本球界7年間で144本塁打。球団を通じ「心機一転、新しい環境で本来の姿を見せたい」と復活への意気込みを示した。
村山良雄球団本部長は「大型選手で実績も申し分ない。1年間フルでやる力は持っていると評価した」と話し、本人が希望すれば韓国で記者会見する。金額は推定。
(引用終わり)
ある報道からは、年俸8000万円+出来高払いという数字が出てきたが、実際には(推定)1億5000万円。
「そんなに出す必要ないだろ!」と思った。確かに実力は認められているが、ケガ続きやラミレス加入で出番が少なくなったとかで、
私の頭の中では過去の人というイメージが固まってしまっている。
先月26日の日記では、「微妙」とか「不安だ。大丈夫なのか」という思いが先行した。今もその気持ちはあんまり変わらない。ただ、彼のパ・リーグ復帰は6年ぶりのことになるので、交流戦を含めてマークが甘くなっているかもしれない。2年前のフェルナンデスの二の舞にならないよう祈るばかり。
一方で、退団が事実上決まったカブレラ。
今から考えると予想以上の活躍だったと思う。カブレラの
オリックス加入が決まった当初、私は困惑気味だった(
2008年1月9日の日記)。成績が下降線をたどり始め、年俸も依然として高いまま。カブレラの実力に疑問符がついたままだった。しかし最終的にはローズとともにチームの打線を引っ張ったことが印象に残った。
しかし退団が決まったら、私は「もういいです」という冷めた気持ちになってしまった。
ソフトバンク移籍が有力視されているが、私はあえて言いたい。
「ありがとうございました」。