嶋村が
横浜へトレード移籍することを
先月11日の日記で取り上げたが、今オフ2件目となる
横浜との選手トレード移籍が発表された。これにより、先発陣の一角を占めていた山本省吾と、今年のシーズン途中に
広島から移籍したばかりの喜田剛の2選手が横浜に移籍することになった。
トレード成立のお知らせ(オリックス・バファローズ公式サイト)
【山本選手コメント】
「思いもよらぬ形で
オリックスのユニフォーム着ることになってから6年、何不自由なく野球をさせていただき、成長させていただいた球団、いつも温かいご声援をいただいたファンのみなさんには感謝の気持ちでいっぱいです。新しいチームで、新しい気持ちでがんばっていきたいと思います。本当にありがとうございました。」
【喜田選手コメント】
「短い間でしたが、
オリックスにはお世話になり感謝しています。とにかく新天地でがんばりたいと思います。」
2人のコメントは公式サイトから引用だが、2人とも前向きな気持ちになっている。
山本は今年8勝だったものの、昨年は9勝、一昨年は10勝と、安定して勝ち星を重ねてきた。
オリックスにとっては頼れる先発投手の一人だったのだが、なぜ彼を放出するという結論に達したのか。交流戦で4戦4勝という成績から、セ・リーグ球団が「欲しい」と思うのはなんとなく分かるが、なぜ
横浜が山本を選んだのか。詳しいことは分からないが、実績が(どちらかといえば)豊富な山本を獲ることで投手陣大改造を敢行する気でいるのだろう。
しかし、これで
近鉄出身選手がまた一人、
バファローズを去ることになるのだ・・・。
喜田は今年シーズン途中に
広島から移籍した。今年は通算20試合出場したが、成績データから言えば、
広島にいた頃が一番輝いて見える(70試合前後出場していたので)。セ・リーグの野球に向いているのかもしれない、という
オリックス球団幹部の判断なのかもしれない。
2人とも、ありがとうございました。来シーズンの新天地での活躍を期待します。
一方、交換要員として
横浜から移籍してくるのは、寺原隼人、高宮和也の2投手である。
寺原といえば高校時代(日南学園)、甲子園で剛速球を投げたという印象が強い。地元・
ダイエーからプロデビューするもそこでは大成できなかった。しかし
横浜に移籍した2007年には先発ローテーション入りし、12勝を挙げた。2008年は抑えに転向し、22セーブを挙げた。
いかに横浜の投手事情が苦しいことが分かるかもしれない。
私の心配事は、パ・リーグに帰ってくるわけだが、果たしてうまくいくのだろうか?ということだ。私のカンだが、なんとなくセ・リーグの方が合うのでは?とも思うのだが・・・。
そして高宮。
「オリックス幹部の目のつけどころが悪いなあ・・・」と真っ先に思ったのは私だけだろうか。私は高宮というと、散々な評価しかされていない投手というイメージしかない。
2007年6月のオリックスとの交流戦(@横浜スタジアム)においてTBSの椎野茂アナウンサーからボロクソに言われたことが印象に残っているくらいだ。
果たしてこの2人で大丈夫なのだろうか・・・?