オリックスの岡田監督は2010年から3年間の契約であり、今年はその最終年だ。しかし今年のオリックスは主力選手の間にケガ人が続出し、プレーオフ争いから早くも脱落し、昨日になって岡田監督が球団に進退伺を提出する事態となった。
プロ野球:オリックス・岡田監督が退任へ CS進出逃し(19日、毎日新聞)
プロ野球・オリックスの岡田彰布監督(54)が今季限りで退任することが18日、確実になった。岡田監督は3年契約の最終年。オリックスは18日の日本ハム戦(札幌ドーム)に敗れ、4年連続でクライマックスシリーズ(CS)進出を逃した。今季は開幕から一度も5割を超えず、最下位に低迷している。
村山良雄・球団本部長は試合後、「ファンあってのプロ野球。3年の契約ですから、きちっと責任をと、ご自身も思っておられると思う」と、岡田監督の退任を示唆。シーズン終了後に話し合いの場を設けるという。
岡田監督は04年から08年まで阪神を率い、05年にはチームをリーグ優勝に導いた。10年、現役時代の末期にプレーしたオリックスの監督に就任。1年目は5位、昨季は4位だった。今季は韓国で3冠王2回の李大浩内野手らを補強して臨んだが、金子千尋投手、坂口智隆外野手ら主力選手にけが人が続出したこともあり、不振が続いた。
(引用終わり)
ちなみに今年は金子、坂口の他に西勇輝、後藤駿太、寺原、大引、岸田が戦線離脱している。・・・ほぼ全員が主力と言っていいメンバーであり、こうも故障者が多数出るとなると、プレーオフに進出できれば奇跡だ。
2008年の例もあり、岡田監督は責任感が強い人ではないか。3年間勤め上げたことは近年のオリックスでは異例のことだが(大石前監督まで毎年のように監督交代)、契約延長はない可能性が高い。私としては「今年は実に不運で、自らの采配を全うできなかったと思う。もう1年やらせてみては」と考えている。なので現段階での安易な監督交代には反対である。
余談だが、岡田監督と同じような運命をたどった監督経験者を思い出した。古葉竹識氏である。1975年に広島カープを初のリーグ優勝に導いた。これを含めて'85年に退任するまでリーグ優勝4回、日本一3回。赤ヘル黄金時代を作りだした。'87年に大洋ホエールズの監督に就任し、全く同じ方法でチームを浮上させたとしたが3年連続Bクラスと振るわなかった。
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Last updated
Sep 19, 2012 09:32:25 PM
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