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テーマ:プロ野球全般。(13242)
カテゴリ:野球
シリーズで記事を書いている清原和博の覚せい剤事件ですが、17日に初公判(東京地裁、吉戒純一裁判官)がありました。密売組織のリーダーだったり、外国と取引をしたわけではないためか、軽い刑事事件として扱われているそうです。31日には判決が言い渡される予定です。
2月3日(逮捕)の日記 2月11日の日記 3月18日(保釈の日)の日記 清原被告に懲役2年6カ月の求刑 起訴内容認める(17日、日刊スポーツ) 覚せい剤取締法違反の罪に問われた元プロ野球選手清原和博被告(48)の初公判が17日午後、東京地裁(吉戒純一裁判官)で開かれた。保釈後、公の場に初めて姿を現した清原被告は「間違いありません」と起訴内容を認めた。検察側は懲役2年6カ月を求刑した。 検察側は冒頭陳述で「遅くとも引退した2008年すぎから覚醒剤を使用するようになった」と指摘。「コーチや監督をしたかったが、引退後に声が掛からず、心の隙間を埋めるために使った」と供述した被告の調書内容を明らかにした。 公判には弁護側の情状証人として、清原被告とは同学年で高校時代から親交がある元プロ野球選手で野球評論家佐々木主浩さん(48)が出廷。検察側が論告求刑し、即日結審する見通し。 入廷した清原被告は青っぽいネクタイに、紺色のスーツ姿。一礼し、左手にハンカチを握って証言台に立った。良く通る低い声で氏名や住所を述べ、裁判官から職業を問われると「無職です」と答えた。佐々木さんは冒頭から入廷し、険しい表情で審理を見守った。 (中略) 起訴状では (1)昨年9月1日ごろ、群馬県内のホテル客室で密売人とされる無職小林和之被告(45)=同罪で公判中=から覚醒剤1.2グラムを8万円で譲り受けた (2)今年2月1日ごろ、東京都港区のホテル客室で覚醒剤を使用した (3)2月2日、港区の自宅マンションで覚醒剤約0.2グラムを所持した -としている。 (引用終わり) 覚せい剤購入に至る精神的背景はどんなものだったのか。その様子について詳しく見てみましょう。 第2 犯行に至る経緯及び犯行状況等(日刊スポーツより引用。一部改変) 1 犯行に至る経緯 (1)被告人は、プロ野球の現役時代は試合があったが、引退して目標をなくした。左足が不自由になり、医師からは良くならないと言われた。被告人は供述調書の中で「戦地に行った方には失礼ですが、私は戦地に行ってケガした兵士のような気持ちでした」と述懐している。被告人はコーチや監督になりたいと思っていたが、依頼してくるチームはなかった。遅くとも、現役を引退した2008年過ぎ頃から、覚せい剤を使用するようになり、繰り返し覚せい剤を使用していた。2010年頃、医師の診察を受けて、病院に入院したが、やめることができなかった。 (2)被告人は、2014年春過ぎ頃から、知人を介して知り合った小林和之被告から覚せい剤を購入するようになった。 (引用終わり) ここでは「遅くとも2008年過ぎ頃から使用」となっているので、現役時代の覚せい剤使用の可能性が残念ながら残ってしまっています。 初公判では父親からの手紙が朗読されました。「まず、再犯しないこと。和博が想像する以上に厳しいことだと思います。親としてできるかぎりの支援をしたい」と弁護士が朗読すると、清原は涙ぐんだそうです。 さらに、弁護側の証人として「大魔神」こと佐々木主浩氏が出廷しました。清原にとって佐々木氏は同級生であり、親友であり、巨人時代からのライバルでした。2005年8月9日の仙台(現・コボスタ宮城)での佐々木氏の引退試合には、清原も出場していました。 佐々木氏も、「野球界では何でも話ができる友達」だった清原の逮捕について「ショックでした。裏切られたと思った」とのこと。清原の更生については「これからの行動で示すしかない。野球のことをやらせるのが一番」と語りました。 そして、オリックスに加入してから3年間という短い間だったけど清原選手(当時)のファンだった私も、一野球ファンとして一言。 「お前の手元には野球しか残ってねぇんだから、野球で恩返しをしろよ!これまでみんなの憧れだったんだもん、少しは輝きを取り戻せよ!薬物を使えば身体や心はボロボロになる。お世話になった人たち全員を裏切ることになる。そんな良いことは何もない物の誘惑に負けてんじゃねぇよ!!」 他にも巨人時代のチームメイトだった野村貴仁氏は「(薬物を)やりたくなったら勇気を持って警察に連絡しろ!」とアドバイスしたそうです。そうした方がいいと私も思います。薬物は依存からの脱却が非常に難しいので、薬物の誘惑に負けそうになったら警察に相談するのも一つの方法かと思います。 清原は野球を通じた更生という佐々木氏の提案に対し、「野球に対して失礼。まず、心と体を健康にして野球に向き合いたい」と生真面目さも見せたそうです。検察側は再犯の可能性が高いとして懲役2年6か月を求刑しました。 31日の判決公判まで約2週間。覚せい剤といった薬物の恐ろしさについて、自分も引き続き警戒します。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Sep 13, 2016 12:02:39 AM
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