アメリカは、「常にイスラエル擁護」の姿勢を改めよ!
アメリカはとにかくイスラエル贔屓な国である。 アメリカ本土の人口の中で、ユダヤ系の人々が占める割合はわずかに数パーセント。その数パーセントの人々が強力な政治的な力を持っている。第一、20世紀初頭からのアメリカの経済発展を支えてきたのはユダヤ人である。現在でもユダヤ系アメリカ人には大物財界人が多い。それだからアメリカはユダヤ人や、ユダヤ人の国・イスラエルを批判できないのだろう。 昨年イスラエルがレバノンに侵攻した際、世界の多くの国はイスラエルの武力行使を非難した。 しかしアメリカだけはイスラエル擁護を続けていた。 国連安保理でも、対イスラエル非難決議案に対してアメリカは37回も拒否権を行使し、決議案を潰してきた。(ウィキペディアより) アメリカは、北朝鮮やキューバを人権侵害で、中国を知的財産権侵害で非難しておきながら、イスラエルの平和に対する挑戦を見逃そうとしている。 これに対し中国は昨年、北朝鮮が核実験やミサイル発射(平和に対する挑戦)を実施したとき、友好国であるにもかかわらず、北朝鮮を非難した。そして北朝鮮の経済制裁決議案にも賛成した。 このことを考え、さらに極論を言えば、アメリカは中国などを批判する資格はないとも思う。友好国であっても非難した中国を見習うべきだ、とも思ってしまった。 これが世界ナンバー1の国の実態なのか…と考えてしまうと、情けなく感じる。 アメリカよ、時にはイスラエルを非難することも大切だ。イスラエル非難決議案に賛成したその結果、ユダヤ系の大物財界人から大バッシングを食らっても、それでいい。 「自分はナンバー1だ!」と言い張るならば、いくら友好国であっても悪いことをきちんと非難することが大切だ。