日立オートモティブシステムズとホンダがモーターを生産
両者の合弁会社「日立オートモティブ電動機システムズ」は国内で2019年度中に生産開始。 2020年度中に中国と米国で生産開始。 現状では電動機が米・カリフォルニア州のZEV規制をクリアする最良の選択。 米国以上に大気汚染問題が深刻な中国の大都市では、現在もナンバーの発行規制による量的規制や、ナンバーの奇数偶数による都市流入規制を実施している。 電動車への補助金は不正取得が問題とされるほど、厚みがある。 カリフォルニア州以上の規制が実施されようとしている今日、中国政府の電気モーター車に向ける視線は熱い。 日立オートとホンダ、 19年度中から電動車用モーター生産 2017年7月3日 ロイター …(略)… 新会社は電動車両用モーターの開発・製造・販売を手掛ける。 まずはホンダ車向けモーターの生産から始め、ホンダ以外の自動車メーカーからの受注も目指す。 海外では、中国で今年10月ごろ、米国では18年から19年ごろにそれぞれ現地で製造・販売子会社を設立する計画。 新会社の資本金は50億円で、日立オートが51%、ホンダが49%出資し、日立オートの連結子会社となる。 社長は日立オートの山口登理事が兼務する。 本社は日立オートの佐和事業所(茨城県ひたちなか市)の敷地内に置き、社員数40人で立ち上げる。 日立オートとホンダは今年2月に基本合意、3月に正式契約を締結し、設立準備を進めてきた。 日立オートモティブシステムズは、米ゼネラル・モーターズ(GM)にモーターを供給しており、量産によるコストダウン効果は大きいはず。 ガソリンエンジンのみで駆動する自動車が古典的な存在となる日は、ドンドン近付いている。 電気自動車販売台数世界ランキングから見えること 2017-01-09 Tapa's U.S.Stocks Investment …(略)… 電気自動車の世界販売台数ランキング2015年1.Tesla Model S(米国)- 51,390台2.Nissan Leaf(日本)- 43,870台3.Mitsubishi Outlander PHEV(日本)- 43,259台4.BYD Qin(中国)- 31,898台5.BMW i3(ドイツ)- 24,083台6.Kandi K11 Panda EV(中国)-20,390台7.Renault Zoe(フランス)-18,846台8.BYD Tang(中国)-18,375台9.Chevrolet Volt(米国)-17,508台10.Volkswagen Golf GTE(ドイツ)-17,282台11.BAIC E-Series EV(中国)-16,488台12.Zotye Z100 / Cloud EV(中国)-15,467台13.Volkswagen e-Golf(ドイツ)-15,356台14.Audi A3 e-Tron(ドイツ)-11,962台15.Roewe 550 PHEV(中国)10,711台16.JAC i EV(中国)-10,420台17.Ford Fusion Energi(米国)-9,894台18.Ford C-Max Energi(米国)-9,643台19.Kandi K10 EV(中国)-7,665台20.Kia Soul EV(韓国)-7,510台 ことEVに限って言えば、中国でBYDはトップ企業。 そして、ここに名前のないホンダやトヨタが近いうちにEV市場に本格参戦する。 自動車市場は間違いなく、大きく変わる。 今後も変わらないと思うが、電気モーターはガソリンエンジンほど複雑な機構となっていない。 モーターでブランド間の差がつけられなければ、ボディの技術、足回りの技術のほか、電源の使用形態を含めた制御技術がブランドの特徴になるはず。 運転制御の技術で自動車メーカーが先行しているという話は聞いたことがない。 これからの領域である運転制御技術に自動車だけでなくIT企業がアドバンテッジを得ようと必死になっている。