400歳のサメの長寿の秘訣、サメの脳みそ
健康食品の世界で深海鮫の肝臓油は「深海鮫エキス」と呼ばれる。 光も酸素も届かない過酷な環境に住む深海鮫の肝臓には驚くべきエネルギーが蓄積され、強い水圧に耐える桁外れの耐久力が備わっているというのがウリ。 成分は、スクワレン、ビタミン、オレイン酸等の各種不飽和脂肪酸など。 サメは、軟骨魚綱板鰓亜綱に属する魚類のうち、鰓裂が体の側面に開くもの。 鰓裂が下面に開くものはエイ。 サメは汽水域、淡水から深海まで世界中に分布する。 サメの期限は古生代とされ、メガロドン、カルカロドンなどは石炭紀からペルム紀にかけて絶滅し、現代のサメの原型は中生代に現れたとされる。 サメは出現したときにはすでに現在とほぼ同じような姿をしており、以来あまり大きく変化しておらず、生きた化石と呼ばれることもある。 深海のサメの生態については十分解明されていないし、長寿の秘密はさらに不明。 約400歳のサメが見つかる、脊椎動物で最も長寿 北大西洋に生息する“世界一のろい魚”ニシオンデンザメ サイエンス誌 2016.08.12 NATIONAL GEOGRAPHIC 北大西洋に生息する大型のサメ、ニシオンデンザメが400年近く生きることがわかり、デンマーク、コペンハーゲン大学の博士研究員であるユリウス・ニールセン氏らが科学誌「サイエンス」に発表した。 ニシオンデンザメ(Somniosus microcephalus)は体長5~6メートルにも成長する一方で、1年に成長するのは約1センチと遅い。 そのため長寿であると推測されていたが、軟骨しかもたないサメには石灰化する骨などの組織がないため、従来の方法では簡単に分析できず、その年齢や寿命は謎に包まれていた。 (参考記事:「【動画】超貴重!巨大深海ザメの撮影に成功」) 今回、ニールセン氏らはニシオンデンザメ28匹の眼の水晶体を使って放射性炭素年代測定を実施。 その結果、平均寿命は少なくとも272歳と見積もられ、なかでも体長4.93メートルと5.02メートルの大きな2匹はそれぞれ335歳、392歳と推定された。 これまでに脊椎動物では最も長寿とされたホッキョククジラの211歳を上回り、無脊椎動物を含めてもアイスランドガイの507歳に次ぐ記録だ。 (参考記事:「507歳の貝、年齢調査で死亡は誤解」、「最も高齢な動物たち、6つの例」) ニシオンデンザメの最大記録ははっきりしないが、国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストのページには少なくとも6.4メートルと書かれており、そうなると寿命は400年をゆうに超えるだろう。 …(略)… ニシオンデンザメは北大西洋全域と、沿岸沖の大陸棚地帯に生息する。 最大体長7.3メートル。 ニシオンデンザメのメスが成熟する年齢は、150歳を超えるされる。 近縁種のオンデンザメと同じに深海性だが、エサを求めて浅海にも浮上する。 長寿の秘密は"スロー・ライフ“? オンデンザメは北太平洋の温帯から寒帯海域、日本、バハ・カリフォルニア(メキシコ)からベーリング海にかけて生息し、水深帯は0(海表面)?2,000 m付近。 駿河湾ではしばしば確認され、観察されている。 一般に、サメは脊椎動物の中で、体重と脳の重量比率が最も 小さい動物とされる。 森喜郎氏が首相に就任したとき、官邸詰の首相番記者たちは首相を「サメの脳みそ、ノミの心臓、オットセイの・・・」と形容したとされる(『週刊読売』2000年6月16日号)。 早稲田大学ラグビー部監督大西鉄之祐のスポーツ推薦を得て、早稲田大学第二商学部商学科に入学,した森氏は、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会会長、日本ラグビーフットボール協会名誉会長、本トップリーグ連携機構名誉会長。 失言が多いことで有名な森氏のサメの脳みそは、日本的な組織の代表として適正があるようだ。 中曽根元首相のように大勲位が欲しくて組織委員会会長ポストにしがみついている、という噂もある。