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カテゴリ:舞台・ART
フラメンコの公演を見に行った。

エバ・ジェルバブエナのEVAという演目だ。

フラメンコを見るのは初めて。
血の温度が違うと思った。

彼らの平均体温はきっと高いはず。

主役のエバ以外にも、
男女4名ずつのダンサーが出てくる。
女性はこんなにも胸を突き出すのだなあ。
腰に悪そうだなあなどと思った。

そして男性を見ていると、
なんとも異質な感じがした。

普段、周りにいる男性たちを見ながら、
「いろんな人がいるなぁ」
と思うけれど、
でもその「いろんな人」は、
すべて日本という地球上の小さな島にいる、
という意味においては、
同じなのだ。

なんというか、
そのあまりにも大きな違いに、
普段感じている、
日本人男性個々の差異が、
ふっとんでしまった。

ああ、
世の中には全然違う「男人」がいる、
という感じ。

肌の質感や、
目の光、
骨格や筋肉はもちろんなのだけれど、
なんともねっとりしている。

日本がかつおだしであるのに対して、
オリーブオイルにニンニクも入っている感じ。

上手くいえないけれど。

そんな公演を、(って別に男性ダンサーが目的じゃないのだろうが)
どんな人が見に来ているのだろう?
と、周りを見渡してみると、
女性ばかりだった。

好きだと思う対象には、
なにかしら共通のものを見出すものだという私の考えからすると、
今、引き合うpassionを持っているのは、女性なのかもしれないと思った。

女の人は、社会的に抑圧されたところから、
現在のずいぶん解放された地位まで変化してくる中で、
十分に蓄積された内なるエネルギーを大いに解放したいと思っているのではないだろうか。

日本に秘める美学があるとすれば、
フラメンコは明らかに見せる美学だった。
どんどん見せる。
あらゆる感情を、思いを、見せる見せる。

たとえそんなに見せてもたぶん彼らの内側にある「見せたいもの」は、減らない。
と思う。
血の温度も高く、回転も速いから、生み出されるのも、昇華されるのも、きっと速い。

観ているうちに、自分の体温も上昇した。










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Last updated  2006.05.19 00:46:19
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