カテゴリ:旅
素晴しい旅になりました。
花と鍾乳洞の島、沖永良部島。 あまりに充実していたので、 どこから話せばいいのかわからないほどです。 今日は、ダイビングのことを書こうと思います。 これまで、ダイビングは耳にあまりよくないという先入観があったため、 自分がすることはないだろうと思っていました。 しかし、今回の旅で、知人に勧められ、短時間・安価で体験ダイビングができることを知り、 挑戦してみたことで、いっきに海の世界に魅せられて、免許まで取ってしまいました。 DEEP BLUEという素晴しいドキュメンタリー映画がありますが、 実際に自分の目で見て感じる海の底での出会いは、映像上のそれとは似て非なるものです。 まるで1度しかない人生で、この世と異なるもうひとつの世界への扉を開き、 そこで新たな生を受けたような、大きな感動がありました。 また、これまで体験したことのない諸々の作業は、新たなる多くの発見をもたらしてくれました。 魚たちを夢中で見ていた顔を上げ、見渡す限りに広がる深い青と、 はるか遠く離れてしまった水面に気が付いた瞬間に恐怖が生じ、 そんなときには、こんなにも呼吸が乱れるものなのかと驚きました。 インストラクターが繋いでくれた手。 たとえ手袋越しであっても、人の手はなんて大きな安心を与えてくれるのでしょう! 左右の肺が、いかに多くの空気を有することができるのかを、 自ら感じた浮力や生命の危機感をもって知りました。 「空気どうするべきか?」という問題を解きながら、 「人に頼るよりもまずは自分でなんとかするべきだ」と思っている自らの価値観を再認識し、 笑ってしまいました。(ちなみに私の回答は間違っていて、自分で浮上するよりも、バディ(パートナー)のボンベから空気をもらう!というのが答えでした。) 背中に背負った10数kgの装備はあまりに重く、魚はすごい!と思わず口にしました。 と同時に、海に生命が誕生し、ヒトにまで進化してきたその過程を思いました。 なぜ、魚は、陸へあがろうと思ったのだろう? 水深7mの底からきらきら光る水面を見上げながら、 太陽の光に恋焦がれたのかもしれません。 それほどに、光は水中に多くを与えていました。 一人で歩けずに、インストラクターに支えてもらって海へ向かう私。 見たこともないいろんな色や形の魚たちは、思い思いに生きていました。 食物連鎖や、棲み分けもいろいろあるのでしょうが、 私には、いろんな種類がなんだか仲良く生きているなあとほほえましく思われました。 カクレクマノミ(ニモin the movie) いろいろな人との出会いがなければ、 この美しきもうひとつの世界を知ることはありませんでした。 たくさんのありがとうを繰り返しても足りなくて、 何度も何度も心でありがとうを言いました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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