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コーラスライン、というミュージカルをご存知ですか?
見たことはなくても、聞いたことがある!という方が多いと思います。 1975年に初演され、トニー賞を9部門も受賞し、 15年にわたるロングラン記録を打ち立てたミュージカル、 コーラスライン。 それが16年ぶりに再演されることになり、 オーディションに集まった応募者は3000人。 その中から選ばれるのはたった19人。 オーディションの期間は8ヶ月!!! その8ヶ月を描いたドキュメンタリーが、 10月25日に公開されます。 『ブロードウェイ♪ブロードウェイ -コーラスラインにかける夢』 泣きました。 すべてを賭けて夢に挑むダンサー達のひたむきさに。 あとがない、これしかない、という人たちが、自分の限界に挑む瞬間の映像は、 自分自身の甘さを思い知らされるようであり、と同時に人間の可能性を教えてくれるものでもありました。 忘れられないシーンは、「ポール」という役を得ようと、ハワイ出身のダンサー、ジェイソン・タムが演技をするシーンです。 審査員数名を前に、彼は独白のシーンを演じます。 それはまるで、彼自身の本当のstoryを語っているかのように、 あまりに迫真の演技で、見ているわたしたちは、 それがオーディションなのだと、演技なのだとわかっているはずなのに、 涙せずにはいられない、そんなシーンでした。 こんな演技をする人がいるのかと、本当に驚きました。 それが、オーディションという場所で、 合否の判断を突きつけられる場所なのだということは微塵も感じさせない。 彼は、ただ真剣にその役になりきっているだけでした。 こういうのを才能と言うのでしょう。 オリジナル版の「コーラスライン」の映像や、 その「コーラスライン」が生まれるために行われたトークセッションの音源など、 貴重な映像が、とてもいいタイミングで挿入されているのも見所で、 ひとつの作品としても、テンポよく、面白く見ることができます。 NYにコーラスラインを見に行きたくなりました。 映画のオフィシャルサイトはこちら。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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