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2019.10.03
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カテゴリ:外来診療一般
 さてシリーズでお送りしている、緑内障点眼薬の世界。








 今日も緑内障治療の第2選択剤である、ベータ遮断薬の世界を見ていきましょう。




















​​ 3回目となる今回はべトプティック点眼液(一般名 ベタキソロール塩酸塩)です。














 私は実はこの緑内障点眼薬の一覧表を見ていてちょっとギョッとしたのですが、それはこのべトプティック点眼液がまだ現役で販売中の薬剤だった、ということでした。なんとなくですが、「ずっと昔に既に販売中止になった。」ものと思っていたのです。








 その理由なのですが、このべトプティック点眼液、






 ​点眼するととんでもなくしみる​





 
 のです。点したら多分全員「クオーッ」ってなると思います。これは大げさじゃないです。自分で何度も過去に実験しましたからね。








 つまり、べトプティック点眼液には根本的に「超絶しみるので点しにくい、患者様に嫌がられる。」という大きな欠点があるのです。








 ただ、この弱点はメーカーも当然分かっていたので、その後、しみる欠点を改善してよりソフトにした、べトプティックエス(ソフトのエス)が発売されました。
















 「おぉ、べトプティック、ついに良くなったのか!」と思って喜んで自分で点してみたところ、、、、














 ​​​これがまたもや強烈にしみる​​​













 
 一品だったのです。個人的にはどこがソフトになったのか全然分かりませんでした。なので、当院ではそもそもこのお薬は採用していません。










 ただ、こんなべトプティックにも長所はあります。それは、β1選択性β遮断薬という特徴があり、ベータ遮断薬の中では比較的全身的な副作用が少ないということです。








 それにしてもトータルで見ると、他に良いお薬がたくさんある中で、「敢えて」べトプティック点眼液を使う理由はあまりないのではないか?と個人的には考えています。実際の売上高はどのくらいあるのでしょうか?
​​





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最終更新日  2019.10.03 17:48:54



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