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よく疲れると、サウナに行って、汗をいっぱいかいて、
冷たいビールをキュートやる。肴は刺身で………あ~幸せ!なんて思ってる方多いじゃないでしょうか? これが自殺行為だとしたらどうしますか? 水分の摂りすぎはいけないとよくいいますが、汗をたっぷりとかいたあとならいいだろうと誰もが思うと思います。 実はここに落とし穴があるのです。 というのは、汗は体内の血液中や、体組織など体内の水分全体の一部なので、やたらに汗をかくこれらの水分の消失につながるからです。 軽い運動をして、血の巡りをよくし、気血が整った状態(俗に言う元気な状態)で汗をかくならまだいいですが、サウナのように外からの熱で汗を出すといっそう水不足になります。 すると、血液は粘度を増し、どろどろ血状態になりやすくなります。 また、サウナのあとでビールや清涼飲料水を一気に飲むのがもっともよくありません。水分を損なった上に、胃を急速に冷やし、胃の動きを停滞させ、体内に余分な水分を貯留させてしまうからです。 ビールで胃を冷やすといえば、日本では宴会やパーティの席上で、まずビールの乾杯から始まります。あれも胃を急速に冷やすのでよくありません。できれば暖かいもの、熱燗とかで胃を十分に暖めてからビールを飲む方がまだ躰のためになります。 刺身も水分が多いので食べ方に一工夫必要です。 ワサビはもちろんのこと、大葉やダイコン(つまのことです)ショウガなど必ず一緒に摂ってください。 ビールは味は苦味、性質は寒です。刺身は一部の魚をのぞいて、味は甘、性質は寒です。これでは胃は冷やされっぱなしです。躰が暑いのは胃が暑いわけではないのです。 こういう食事を続けていくと、痰飲と呼ばれる症状が起こってきます。 これは水分が滞って、余分な水分が溜まった状態です。顔色が何となく悪い。くすんでいる。何となくからだがだるい。などの症状が現れたら要注意です。 放っておくと、躰は水分を出そうとしますから、 何が起こるかといえば熱を持つようになります。 この代表的な熱を胃熱といいます。 胃熱は冷たいもの、または寒の性質のものによって、胃が冷やされると、反応として、熱を出して、一定に保とうとする反応のことです。 判りやすくいうと、夏の暑い日、口が渇くので冷たい清涼飲料水をよく飲みませんか?不思議と500mlぐらは簡単に飲めてしまいませんか。 これは。口が渇く、冷たい水分が胃にはいる。 胃を冷やす。反応として胃が熱を持つ。 胃の熱は同じ経絡上の口に症状として現れるので口が渇く。冷たい水を飲む。また胃が熱を持つ。 という悪循環が繰り返されるためです。 よく風邪を引いて熱の吹き出しが唇にでるというのも同じ理屈です。風邪を引いて休んでる時、甘くて冷たいものをよく摂りませんでしたか? こんな時は熱いほうじ茶をゆっくりと飲む。これでかなり口の渇きは不思議と治まります。お試しあれ。 かといって熱いコーヒーは飲まないでくださいね。 コーヒーは熱くても躰を冷やしますから。なぜか? 詳しくは10月22日の日記をご覧ください。 こういう食生活(ビールに肴?)を続けると、脾の機能が低下してしまいます。 脾というのは消化器全般の消化吸収機能、栄養代謝、免疫維持機能などを含めた機能系と考えてください。 (ちなみにひ弱な子。というのはここからきています) この脾の機能が低下するということは消化吸収能力が低下することになります。消化吸収能力が低下すれば、抵抗力、免疫力の元になる栄養素が吸収されにくくなるので病気になりやすい躰になってしまいます。 この状態が続くと、陰陽五行説相剋の法則により腎に影響します。 顔色がくすんだり、目のまわりに隈ができやすくなるのもこのためです。 臓器に負担がかかっているのと、疲れているは感じ方が違うので、ただ何となく、本人がそう思ったり、他人から見て、最近どうしたのといわれたら注意信号です。 また、水の摂り過ぎも同様に腎に負担をかけることがあるので注意が必要です。 日本のような気候風土では1日500ml、夏場で1000mlで十分だと言いたいですが、個人差、環境がありますので、汗を多くかいて、大量に飲みたくなる時は、ミネラル分の補給できる水か、自然塩を5%ほど混ぜた水を摂るとよいと思います。 くれぐれも飲み過ぎないようにといっても目安が判らなければ困りますよね。 ではその方法です。 飲み過ぎの目安はご自分の舌を鏡に映していただき。 舌の縁がギザギザっぽいか、ボテっとふくれて見えたら、ほぼ摂りすぎです。このとき、舌上に黄色っぽい苔(舌苔)があれば、それは胃熱がある証拠です。 水分、糖分の摂りすぎにより、胃が冷やされ、その反動で胃熱が発生していることが判ります。 口内炎ができやすい人も同じ理由です。簡単にチェックできますのでやってみてください。 食生活維新始めませんか? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2003.10.23 15:38:50
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