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みなさん、衛気ってご存じですか?
衛気って書いてえきと読みます。 簡単に言うとみなさんの身体を守ってくれるバリアのような気を指します。皮膚、粘膜の表面にあまねく存在するのが本来の衛気です。 この衛気が薄くなったり、一部が破られたりすると、風邪を引いたり、病気になったりします。また、疲労が重なったときにも破れやすくなります。 風邪を引いて水っ鼻が止まらないとか、花粉症で鼻水が止めどなく出るなどは典型的な衛気の損傷によるものです。 この身体を守ってくれるバリア=衛気を損傷させないようにするには脾の機能を上げる必要があります。 脾は免疫力を保つ上で大切な臓器です。胃腸を冷やす食事ばかりしていると胃の親に当たる臓器の脾が弱ってしまいますので特に冬場は甘いものは暖めて摂るように心がけてください。部屋が暖かくても、アイスクリームなどは避ける方が賢明でしょう。食べるな!とは言いませんが。(笑) ここでそんな時に飲むと良い漢方薬を紹介しておきます。 使い分けはここでは書きにくいので書きませんが、味見をして決めるのも有効です。 誰が飲んでも結果が得られやすい処方→→玉屏風散(ぎょくへいふうさん) 胃下垂の傾向のある人→→六君子湯(りっくんしとう) 自汗(手の平が汗ばみやすい)タイプで疲れがなかなか抜けない人→→補中益気湯(ほちゅうえっきとう) 特にひざから下がだるく疲れが抜けない、顔色がやや悪い(くすんだ感じ)人→→人参栄養湯(にんじんえいようとう) 病中病後の疲れ→→十全大補湯(じゅうぜんだいほとう) 当てはまる方はお試しあれ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2004.01.03 01:10:48
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