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14日に高見澤横浜防衛施設局長から、座間市・相模原市に対する米陸軍第一軍団司令部移駐についての最後通告が一方的になされた。
本20日には米軍側からの移駐についての正式発表がされる。 これで、20008年9月にむけてキャンプ座間への米陸軍第一軍団司令部の移駐が動き出したわけである。 現在はワシントン・フォートルイスにある米陸軍第一軍団司令部が、キャンプ座間に移駐することの意味は極めて大きい。 朝鮮戦争、湾岸戦争、そして現在のイラク侵略戦争の戦闘の主体である第一軍団が、その司令部機能を日本のキャンプ座間に移駐させるということは、正義無きイラク侵略戦争に、戦争放棄を国是とする平和日本が、加害者として、共同正犯として、積極的にかかわることになり、実質的に憲法9条を廃止することに他ならないからだ。 アメリカのイラク侵略に抵抗する人々を、「アルカイダ」とアメリカは総称しているが、仮に「アルカイダ」がアメリカの言うように非常に強固な組織であるのなら、米陸軍第一軍団司令部のキャンプ座間移駐は、絶好の攻撃目標をわざわざ「アルカイダ」のために提供することになる。 末端の兵士を攻撃するよりも、司令部そのものを攻撃したほうがより効果的であるからだ。 仮に、「アルカイダ」が実体として存在し、その司令官が賢明で洞察力と実行力にとんだ人間であるならば、彼は兵士に躊躇することなく、キャンプ座間の米陸軍第一軍団司令部の攻撃を命ずることであろう。 キャンプ座間への米陸軍第一軍団司令部移駐は、 平和憲法に抵触するなどという生易しいものではなく、9条そのものを崩壊させるほどの強烈な要素を持っている。 イラク戦争への傍観者の立場から、加害者への立場に日本を追い込む。 日本を、キャンプ座間をイラクの武装組織「アルカイダ」の戦場にする。 いずれにせよ、平和を希求する日本国民にとって、米陸軍第一軍団司令部の移駐は認めることの出来ない愚かな行為である。 その明確な意思表示のため、8月18日(土)に40名近い市民が相武台前駅ーキャンプ座間ー座間駅のコースでデモ行進を行った。 日本政府および米軍によりいかなる決定がなされようと、平和を希求する市民の戦いはこれからも続く。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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