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カテゴリ:環境
先のベトナム戦争では、ベトナムの人々は第2次大戦中の日本人とほぼ同数の300万人とも言われる極めて多大なる犠牲者を出した。
また、アメリカ軍はベトナム戦争中に785万トンの爆弾と7500万リットルの枯葉剤をさして広くもないベトナムの国土に投下したが、爆弾は第2次世界大戦中のアメリカ軍の全投下量の約4倍であり、枯葉剤にはサリンの2倍、青酸カリの1000倍の猛毒性のダイオキシンが含まれており、人体に対しても発癌性、催奇性といった悪影響をもたらした。 日本でもよく知られているベトちゃんドクちゃんの兄弟はこのダイオキシンによりDNAが傷つけられたためシャム双生児として出生した戦争被害の代表例といえる。 ダイオキシンの爪痕はベトナムに深く刻み込まれており、いまだに障害を持つ子供が生まれているという。 ちなみにシャム双生児とはシャム、現在のタイのことであるが、に二人の体が結合して誕生したケースが多かったため名付けられたのではなく、19世紀に腹部結合体のタイ人兄弟チャンとエンが英米で「The SiameseTwins」として興行し成功を収めたため、こう呼ばれるようになったのである。 ベトちゃんドクちゃんのうちベトちゃんは2007年に死亡したが、ドクちゃんはテュエンさんと結婚し、来年1月には子どもが生まれるとの事、しかも双子とか、丈夫な赤ちゃんが生まれることを心より願うものである。 にほんブログ村 共同通信の記事はこちらです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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