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秋田魁新報

今は亡き私の祖母が、私を送り出すときに「正義よ東京は生き馬の目を抜くようなところだから気を付けろよ」と言ったことを思い出す。
恐らく祖母は東京は恐ろしいところだと言いたかったのだろうが、この言葉の本来の意味は油断がならないと言う意味なのである。
生き馬の目を抜くこともまた抜かれることも無く大過なく過ごすことが出来たのは、この祖母のアドバイスも効いているのではと思う。
さて、かくして地方都市から出てきた私にとって、ふるさとの先祖代々のお墓の維持は大きな問題でもある。
私になにかあれば、このお墓は当然ながら無縁墓地となってしまう。
なにしろ、私本人が、自分になにかあってもそのお墓に入れてもらおうとも思わないのだから。
今すぐではないにしても、５，６０年先になるだろうが、私のお墓は当地に立てることになるだろう。
その時は皆さん、是非お参りに来て下され！
まってますよ。

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