カテゴリ:銀魂♪
『大切なものは見えにくい』
「お前はただ一人だっただけだろう」 高杉は、野望を貫くためには恩のある人間をも平気で欺く・・という時点で鴨太郎の器の大きさを計り知ることができたのだろうか。 たとえそれが暗黒の道であろうと、自分にとってかけがえのないモノを護り通す高杉だからこさ見えた何かがあったのだろうか。 心に深い傷を負って生きてるのは決して鴨さんだけではなく。 孤独を恐れ、深い繋がりが欲しいという想いは、人が誰しも持つ当たり前の感情であって。 だけど「欲しい」と求めるだけでは、手に入らなくて。 弱い自分を受け入れられなくて、全てを何か(誰か)のせいにして。 それでは本当に強い人間にはなれないし、当然大切なモノも人も護れないと思う。 なんつかわたしにも鴨さんに通じるものがあるので(苦笑)そういう彼の気持ちは分かるような気がする。 きっと今回の登場人物の中でわたしに近いのは彼だと思ってみたり。 ただわたしは、本当に大切な人はその人を理解(努力にも似た)したい。 自分から歩みよれば、思いはきっと相手にも伝わるし、理解し合える(納得できないにしても)。 それがきっと絆というものに繋がるんだと。 どこかで間違った方向に行ってしまった彼はとても哀れで。 本当は理解してくれようとしてくれる仲間達がいたのに 彼が欲しかったモノは昔からちゃんとそこに有ったのに 信じていればかけがえのない人達に囲まれていたのに 気付くのがあまりにも遅すぎた鴨さんが哀しくて。 それでも 「僕をひとりにしないでくれ」 彼の悲痛な叫びをしっかと受け止めてくれた局長の暖かさが心に染み入りました。 堕ちていく鴨さんの手を近藤さんが掴む。 鴨さんの視線の先には近藤さんを通じて、彼を信じる人達がまるで一本の鎖のように繋がっていて。 そしてその手をトシに繋げる鴨さん。 ボロボロに傷ついたその身体を投げ出して仲間を護る鴨さんは、やっと本当の仲間を絆を手に入れたのかもしれない。 手に届く場所にあっても、本当に大切なものは見えにくい。 わたしは わたしは。 いろんなコトに流されても、本質的なモノは変わらずにいたい。 そうありたい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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