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2008年02月15日
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フジテレビが、
番組編成を変更して、
市川崑監督の追悼番組。
さすが、日枝会長です。

映画「ビルマの竪琴」


ビルマの竪琴(DVD) ◆20%OFF!

こんなに、じっくり見るのは、
久しぶりです。

「埴生の宿」
「朧月夜」
「ああ玉杯に花うけて」

イギリス軍に取り囲まれ、
外に置いたままの弾薬をとりに
埴生の宿を弾きながら
外にでたら、
逆に、イギリス軍が、
英語版の「埴生の宿」を
歌って出てくる、
というシーン。

3日前にすでに
停戦になっていたことを
知るのであった。

降伏しない三角山の舞台の
説得に、井上小隊長の代理として
向う、水島上等兵。

歩いて、1日半の道のり。
井上隊は、南方のムドンへ送られる。
三角山からの距離は、200里。
説得して、ムドンへ戻ってこい、と。

30分の猶予をもらい、菅原文太隊長と
談判するが、時間切れ。

「無意味に死にたくありません。」
「本当に無駄死にとなったら、
どう責任をとりますか。」
「あくまでここを死守する。」

間に合わず、部隊は、全滅し、
水島は、生き残る。

物売りのばあさんが、
いい味だしてる。

収容所で、
「旅愁」を歌うが、
水島の竪琴なしでは、
いまいち、盛り上がらない。

行き倒れた水島は、
ビルマの高僧に助けられる。

ある日、川で水浴びを
している隙に
服と腕輪を奪う。

あとで、腕輪が高僧の
証であることを知る。

スコールの雨宿り。
井上小隊長は、
三角山の生き残りの
患者からの情報として、
物売りの婆さんから、
水島戦死の噂を聞く。

水島は、道中で、
たくさんの日本軍の
戦死者の遺体を見つける。
そして、埋葬し終えるが、
埋葬しきれない、遺体の数々。

ムドン郊外で
オウムを捕獲中の
物売りの爺さんと娘に
出会い、オウムを1羽
もらう。

そして、ようやく明日、
みんなに会える、と
喜ぶ水島。

小僧に竪琴を教え、
去ろうとするが、
無名戦士の埋葬に
でくあわす。

肩にオウムを乗せた水島は、
収容所に行かずに
橋の上を歩いている途中で、
井上小隊と出会うが、
素通りする。

物売りの婆さんの
オウムに興味を持った
井上小隊長は
オウムを買い、
「水島、一緒に、ニッポンへ帰ろう」
と教え、覚えさせる。

イギリス軍兵士の
葬式に、参列する
井上小隊と、水島。
水島は、ひとり、白木の箱を
首から下げている。

水島のオウムも、
水島の独り言を覚えてしまう。

納骨堂の整理を命じられた
井上小隊長は、そこで、
水島とニアミスする。
そして、白木の箱を見つけた
井上隊長は、あの僧侶が
水島であることを
確信する。

白木の箱を開けると、
水島が川辺の戦死者を
埋葬中に発見したルビー(魂)が。

「三角山でどんな経験をしたんだ」

話かける井上隊長。
隠れたまま泣く水島。

「荒城の月」を
歌っていると、仏像の中から、
水島の琴の音が。
みんなで探すが、水島は
扉を開くことを拒むのだった。

3日後に帰国することに
なった井上小隊は、
歌を歌う。

「箱根八里」

前日、
台詞を覚えた
オウムを渡して、
物売りに婆さんに頼む。

喉を潰した隊員たちの
もとに、あの僧侶が現れた
との報が入る。

喜んでみんなで外に
出てみると、
いつかの小僧と一緒に、
立っている。

「埴生の宿」を歌うと、
途中から、僧侶が
竪琴の伴奏を始める。

みんな、僧侶が
水島であることを
確信して、喜ぶ。

しかし、次の曲は、
「仰げば尊し」
水島は、涙が止まらない。
去っていく水島。

その様子を遠くから
見つめる井上小隊長。

翌日、出発の朝。
物売りの婆さんが、
水島のオウムと、手紙を
届ける。

手紙を軍曹から受け取った
井上小隊長は、
「万が一にも
手紙を見てもどうにも
ならんと、自分は思う」
と胸ポケットに押し込んだ。

船の上で、
水島からの手紙を
読む井上小隊長。

手紙には
死して残る戦死者を
弔わないうちには、帰れない。
正式に、ビルマの僧侶となったこと。
日本には、帰らないだろう、と
いうことが、書いてあった。

「水島の手紙を家の人が
読んでどう思うか。」

ラストは、
赤いビルマの土のうえを
歩いていく水島の姿。

「ビルマの土はあかく、
岩もまたあかい。」

出発前日に、
みんなの「埴生の宿」の合唱に、
堪え切れずに伴奏をつけるシーン。
泣けました。

音楽に夢中な部隊という
ちょっとありえない設定ながら、
反戦を伝える、名画だと
思います。
竹山道雄の原作本も、どうぞ。



1985年版
1985年7月20日公開。

スタッフ
監督:市川崑
製作:鹿内春雄、奥本篤志、高橋松男
プロデューサー:藤井浩明 角谷優 荒木正也
企画:日枝久 高橋松男
原作:竹山道雄
脚本:和田夏十
撮影:小林節雄
美術:阿久根厳
編集:長田千鶴子
音楽:山本直純
演奏:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
音楽補佐:山本純ノ介
照明:下村一夫

出演者
石坂浩二(井上小隊長)
中井貴一(水島上等兵)
川谷拓三(伊東軍曹)
渡辺篤史(小林上等兵)
小林稔侍(岡田上等兵)
井上博一(馬場一等兵)
浜村純(村落の村長)
常田富士男(物売りの爺さん)
北林谷栄(物売りの婆さん)
菅原文太(三角山守備隊々長)
佐藤正文(鈴木上等兵)
茂木繁(阿部一等兵)
保木本竜也(村上一等兵)
川崎博司(渡辺一等兵)
山口真司(渡辺一等兵)
永妻晃(丸山一等兵)
清末裕之(中村一等兵)
藤山直美
井上浩(山本一等兵)






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最終更新日  2009年03月01日 22時14分07秒
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