これからどうなる?終わってる?
試験監督という職務を全うするには、かなりのモチベーションが必要です。そこにいて見張ればいいわけですが、本気で不正を摘発するには、シチュエーションが大きく影響します。自分が日頃教えているクラスならば、監督と受験者に信頼関係があります。しかし、受験者にとって知らない人が、監督の場合は不正が起こりやすいです。大人数の授業では試験では間隔を開け、複数の教室で試験を行いますが、出席率の悪い日頃はいない学生までが、試験になると単位欲しさに来ますから、不正はあってもおかしくありません。監督がモチベーションを上げて、不正の受験者を摘発したとしても、担当教員はかたちこそ礼を言っても、二言目には「うちの履修者に限って…」と、信頼関係ができているように言います。ペナルティを与えるのも授業担当者です。ところがペナルティを与えないとか、口頭注意でおさめる担当教員もいました。監督には何もいいことがありません。今は不正の方法も進化しましたから、監督を真面目にするのは難しいです。しかし、監督がいなければ不正は増え、教えることとは異なるスキルが必要です。日本で自動販売機が多いのは、①治安がいいので壊されない②街の景観を考えないこの2つの理由が大きいと思われます。しかし、無人販売が成り立つかと言えば、田舎では成り立ちますが都会ではNoです。田舎では売っている人の顔が見えますが、都会では顔は見えませんから不正は起きます。それを承知で販売する必要があります。海外に住んだ人はわかると思いますが、一般的に無人販売が成り立つとは思えません。日々売上げ額が合わず、監視映像のチェック、そのストレスを考えれば有人がいい筈です。窃盗現場をネットに晒すことが目的で、再生収益を得るためであればありえます。前にも書きましたが、思ったほど伸びず、テレビ局も視聴者動画をネットに挙げます。セルフレジがかなり増えました。人手不足を補うことが大義名分ですが、人件費を抑え、賃金アップするのにも、絶好のタイミングでの設備投資です。自分としてはやってみたい派なので、自らセルフレジに行くタイプですが、お店によって皆システムが違い、わかりやすさもお店によると思います。いつもの顔のレジ担当の人がいなくなり、異なるスキルが必要なセルフレジの監視で、おそらく割の合わない配置転換に合い、お客を厳しく監視しなければなりません。セルフレジの不正は画期的なシステムが、監視しているのだろうと思っていました。しかし、読取り漏れチャック機能はなく、目視で確認されるというアナログでした。「セルフレジ 万引き」で検索すると、実にたくさんの記事がヒットします。万引きが横行するのは予測できた筈です。欧米では”社会的失敗”とまで言われます。なぜわからなかったのか?欧米で減少傾向にあることに幻滅します。ミスリードを合理化しようとしても、まったくうまくいっていません。