■解雇侍■ 【第壱話】 殿中でござる。某(それがし)が悪いのでござるか。
宇宙世紀0079(ダブルオーセブンティーナイン)なんて格好いいものじゃないけれど映画・「2001年宇宙の旅」的なテクノロジーの発達もない2005年(平成17年)12月某日。年の瀬も押し迫り管理部門の来期体制をどうするのか思案に明け暮れてたときのこと。上司の部屋に呼ばれて何の前触れもなく突然に、 『来期は新しく法務部を作ることにした。』こんな一言が発せられた。更に追いうちをかけるように 『強いては今行っている労働争議や労働基準法に関わる仕事、 契約書管理の一切合切は移管する。 場合によっては社会保険、給与計算業務も移管するので そのつもりでいてくれたまえ。』こんな予期せぬ事を何の前触れもなく上司から突然言われたら皆さんはどう思いますか。 【お前はいらない。退職してくれたまえ。】肩たたきかよ。上司から暗にそう言われていると思うのも不思議じゃないはずです。会社のために、社長のために、上司のために。残業手当の出ない管理職だったけどそう思って働いてきた。深夜0時、朝方まで会社にしょっちゅう残って働いてきた。帰るのは部下が全員帰宅してから。一番最後に帰るようにしてたのに・・・・。帰宅が遅いと妻に叱られたこともあったけどそれでも仕事が終わるまで誰よりも遅く会社に残って働いてた。会社のために働けば収入アッブ。何不自由のない家庭につながってくると思ってた。でも、何かが違ってた。こんな俺の十年間はいったいなんだったんだろうか。上司は俺のどこが不満なんだろうか。管理職の俺になんで一言も相談がないんだろうか。原因がさっばりわからない。もともとは遊びほうけて会社にほとんどこない上司が悪いんじゃなかろうか。俺が上司の立場を奪うとでも思ったのだろうか。他のスタッフが言うように統帥権を確立したいのだろうか。皆の離れた気持ちを取り戻したいのだろうか。上司の立場が奪われるとでも危機感をもったのだろうか。 ・会社の車で部下の女性を乗せる姿を目撃された上司。 ・家まで迎えに行ってる上司。 ・奥さん以外の人と飲み屋にいるところを目撃されてる上司。 ・会社の小口をいいように使ってる上司。 ・飲み屋の領収書に出席者を裏書きしているけれど 実際に調査したら誰一人として参加してなかった領収書。 ・休日の高速道路利用は観光スポットばかりの上司。 ・ETCで利用した区間は取引先や物件に関わるところなんてひとつもなかった上司。経営陣なら何をやっても許されるのだろうか。何かが違う。こらえようのない怒りや思いが膨れ上がっても許されるはず。そう思ってた。日頃から上司とコミュニケーションを取ってたのにこの仕打ちは何だ。飲みたくない酒やゴルフ、休日までおつきあいしてるのに何だ。俺の時間を返してくれ。家族との時間を返してくれ。家庭を家族を犠牲にしてまでがんばってきたのに。家族団らんの時間を返してくれ。俺らから見れば上司のお供は社内接待。これじゃ社畜じゃないのか。この怨みハラサデオクベキカ。どんな仕打ちをしてやろうか思案に明け暮れる日々がここからしばらく続いていった。つづく。■関連ブログカテゴリー ・『【解雇男】ブログで解雇された男の話し。』■ヤフートピックス ・『労働災害と過労死』 ・『自殺問題』 ・『ブログ』■百科辞典 Wikipediaで『関連キーワード』検索結果 ・『労働災害』 ・『パワーハラスメント』 ・『セクシャルハラスメント』 ・『解雇』 ・『諭旨解雇』■楽天市場で『関連キーワード』検索結果 ・『労働災害』 ・『パワーハラスメント』 ・『セクシャルハラスメント』では、では。★更新の励みをポチッとお願いしますです。m(_ _)m ↓ ↓ブログランキングranQ野田すかの裏モノライター奮闘記【β版】トップページへCopyright(C), 1996-2007 Nodasuka