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デイケアのメンバーの強制マスクは解除されていました。
やっぱり顔の表情が見えないと…。 本来は顔の表情が見えなくても、からだの表情だけで充分なのです。 いや、顔だけでもいいのです。 声だけでもいいのです。 からだの一部に、からだ丸ごと全部が表れているからです。 デイケアのメンバーのからだは固まっていて、 からだの裏(なか)の様子を窺い知ることはとても困難です。 病気のせいもあります。 薬のせいもあります。 病気と薬があいまって、ますますからだは固まっています。 からだの一部からからだ丸ごと全部を感じ取るには、からだ丸ごとが解けていなけれならないということでもあります。 しかしそれ以前、発病前にも、何か発病につながる要素や原因があるのではないか。 …見ていてそんなように感じられることが多くあります。 彼等は、繊細で緊張しやすいところを持っているように思われます。 生き辛さを、緊張して固めて乗り切ってきたのではないか。 でも、それだけでは生き抜いてはいけない、 そのやり方に限界がきて、発病の追い込まれたのではないか。 …見ていてそんなように感じられることが多くあります。 それなのに、薬の副作用がますますからだを固めさせる。 治すための薬が、人間ならではの繊細な感情を抑え、生きもののエネルギーも抑えてしまう。 …見ていてそんなように感じられることが多くあります。 それでも、彼等は服薬しなければならない事情を抱えています。 薬の匙加減は生涯にわたる大きな課題でしょう。 野口体操は、からだに直接働きかけて、薬とは違う手助けをしています。 最近やっと、一緒にしてきたことが信頼されて来ました。 息が止まっていますよ…。息を吐いて…。 ブハ~と息を吐いたり、頷いたり、笑ったりしてもらえます。 声を掛けるともっと息が止まってしまう、ということがなくなってきました。 こんなことが、彼らとの間では大きな変化なのです。 二時間の間休憩を取らずみんなで終わりまでやれる。 途中休んでも落ち着けばまた輪に加わることができる。 同じ動きを何年間も繰り返し練習してきました。 そうやってみんなのからだが少しずつ変わってゆきます。 「いくつもの動きを数多く、長い時間やらなければ効果がない、という考え方には誤りがある」(野口三千三) だから、最後のダンスは最高に楽しいのです。 みんなで手を組んで、ほんのちょっとしたことをやる、…それを彼等はダンスと呼んで大いに気に入って楽しんでくれます。 間違うんだって、できないんだって、楽しくって笑えて仕方がないのですから。 ******************* ☆★大阪で野口体操を★☆は 今週末・4月8日(土曜日)に始まります。あと2人お席があります。 target="_blank">【大阪での野口体操教室・8期・新規募集のご案内】 ・・・★2011年4月~2011年9月 ★・・・ 毎月第2土曜日(8月のみ20日) 13時~17時 大阪で始めて、3年半。 じっくりと教室が熟してきてます。 続いていいくことが財産ですね。 続けられていることに感謝です。 半年に一度の会員の募集です。 ⇒ target="_blank">詳しくは、こちら ******************* お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Apr 7, 2011 09:52:24 PM
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