I have a dream?
普段、車を運転しているときにはラジオを聞いてるんですけど、長いドライブだとラジオ周波数が合わなくなっちゃうので、CDを持っていきます。しかし、もともとそんなに数を持ってないところ、日本に送り返しちゃったから、あんまり残ってない(って、もともと日本から持ってきてたのも、カラオケオペラ(アリアのオケだけ入ってるやつ)とかだから、車で聴くのに向いているのかどうかには大分疑問が残るわけですが。というわけで、今回、長時間ドライブに行くのに、CD繰り返して聴くのもちょっとだし、少しでも英語聞いた方がいいかなぁ、と思って、ときどきラジオを回してましたら、面白いことに気づきました。なんか、やたら宗教関係のラジオが多いんですよねぇ。少なくとも3局くらい聴いたように思います。日本の場合は、電波は有限で免許制になってて、公平性とか中立性が要求されてるから、特定の宗教のみのための局は難しいと思うんですけど、そうでもないんですかね。でも、昔、「資本主義とは、持っている富の多寡のみによって持てる物が決まるという意味で、極めて公平なシステム」だなんて話を聞いたから、もしかして、資本主義的に、局の免許もお金を出せば買えるのかなぁ、と、とても宗教的ではない俗なことを考えたりして。でも、宗教のラジオは、全然イメージつかめないし、なんかあんまり私には興味が持てなかったので(その宗教を信仰している方には申し訳ない)、あー、しまった、これだったら、こないだ買ったCDを持ってくればよかった、失敗したぁ、と。というのは、D.C.の最終日に、ひょこひょこSmithsonianはアメリカ歴史博物館に行ったんですけど、そこで"The Greatest Speeches of All-Time"とかいうCDを見つけちゃいまして、要するに、歴史に残るような演説が入ってるCDなんですけど。つい、うっかり買ってしまったんです。私は、どうも、こういうのに弱いみたいで、以前、筑波山に行ったときに、そこで「正調がまの油売りの口上」とかいうテープが売られているのを見て、うっかり買っちゃったことが(って、「歴史に残る演説」ってのと、あまりの醜さにたらーりたらりと油を流す四六のがまを同じレベルで論じていいのか、という気もしなくもない)。まぁ、とにかく、この演説集はまだ封も開けてない状況だったので、丁度これを聞く機会が持てて、周波数を合わせる面倒もいらないし、英語をのリスニングの機会にもなるし、丁度よかったのになぁ、と思ったわけで。ちなみに、入ってるのは、John F. Kennedy, Robert F. Kennedy、Nixon、Truman、Reagan、Churchillと結構バラエティに富んでいて、Martin Luther King, Jrの「I Have A Dream」まで入ってるです。この "I Have A Dream." の演説は、そういえば、高校のとき英語の授業で聞いて、最後近くの「I have a dream.」の独特の調子のところが記憶に残ってたです。でも、よく考えたら、トルーマンだの、チャーチルだの演説を聞きながら、Niagara行くのも、ちょっとどうなのさって感じもするから、まぁ、忘れていてよかったかなぁと思わなくもないですけど。でも、車運転しながら聞くのがちょっとどうなのさ、っていうんだったら、このCDをじっと座って聞くのもちょっとどうなのさ、という気がするのが、ちょっと悩ましいところかもしれません(←悩むことはもっと他にあるはずなんですが)。