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カテゴリ:短歌…だと思う
豊かに実った田んぼの畦に、 遠くからでも目を惹く、鮮やかな緋色。 彼岸花を摘むと迷子になる。 子どもの頃、誰から聞いたのか。 それは小さな子どもには、 充分に摘まない理由になった。 けれど私にとって彼岸花は、妖しい誘惑の花だった。 初めて摘んだのは幾つの時だろう。 今、なんだか祖母が思い出されてならない…。 私の祖母は、いつも井戸端で鎌や鍬を研いでいた。 早くに夫を亡くし、女手一つで三人の子を育てた。 緋色の彼岸花を見て、こんなに祖母を思い出すのは、 湯を沸かすへっついの前に寡黙に座る祖母が、 ゆらゆらと炎の明かりに包まれていたから。 祖母が女として、母として一番幸せだった頃って、 いつなんだろう。 あの頃、ただ一人真実の私を見ていてくれた人。 魔法の手を持った、私の憧れの女性。 おばあちゃん、私も包丁を研ぐのが上手くなりました。 Linkin Park came to Japan! ★ Gary Moore - Parisienne Walkways ★
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