胎内記憶
私がそれを知ったのは、もう息子が対象年齢をかなり過ぎていた時なので、残念だなあとつくづく思いました。「胎内記憶」と言うのをご存知ですか。子どもたちの中には3、4歳くらいの時まで、母親の胎内にいた時や出生時の記憶がある子がいるそうです。「ママのお腹の中でこうやっていたよ」と膝を抱えて丸くなって見せたり、「ぐるっとまわって出てきた」など、かなり具体的に覚えているいるらしい。そして多くの場合この記憶は、子どもの成長とともに忘れてしまうようです。先日息子の赤ちゃんの時の写真を久し振りに見ていた。ああ可愛かったなあとしみじみしていた時に、ふとこの胎内記憶について思い出したのでネットで調べた。お子さんが胎内記憶を話した時のことが書かれているブログもあり、うちの子はこんなことを言っていたと、コメント欄にも他の人の体験談がいくつも書かれていた。かなり具体的であることにも驚くのだけど、子どもたちが話す内容に共通点があったりするのも興味深い。この胎内記憶について調査した産婦人科医によると、3人に1人は胎内記憶があるんだそうです。けれど、それが本当に胎内の記憶であるかどうかの科学的証明はない。脳細胞の発達が未熟な胎児の時に、そんな記憶が残るとは考えにくいということだろうか?しかも、2割の子どもたちは、「母胎に宿る前の記憶」まで話す子がいるとのことで、そうなるとオカルト的分野にとらえられてしまうのか?何せ後から生まれるはずの弟や妹が、友だちとして同じ場所に一緒にいて、自分が胎内に宿る時に「寂しい」と言われたとか、羽の生えた天使と一緒に空から見ていて、母親を決めたと言う話の例もある。 それを子どもの創作、戯言と片付けてしまうのは簡単だ。 天使はともかく、魂と言うものの存在を信じている私にとっては、 非科学的であっても容易に受け入れられるけれど。 中には、こんな話もありました。胎内記憶がある長男が、母親が第二子の妊娠前に、「赤ちゃんがクリスマスにやってくるよ。妹だよ」と言ったそうで、実際第二子は予定日がクリスマスで、妹が生まれたのがイヴだったそうな。あまりに神秘的で、もしも科学的解明されて、それがやっぱり記憶ではなかったと言う結果が出るくらいなら、いっそ解明しないでくれなんて思ってしまう。子どもから話を聞いたというコメントを読むと、書いたお母さん達が一様に、とても感動した様子なのが伝わってくる。このお母さんは、より一層お子さんが愛おしく感じるだろうなあと想像できて、子どもの胎内記憶は家族の絆を強めるためにあるのかもしれないと、胎内記憶の真否より、そちらの方が重要のように思いました。 人の人生の、ほんの3、4年間にしかない記憶なら、 機会があればぜひとも我が子から聞いてみたかったな…。 これからお孫さんが生まれるという方、 生まれたばかりだという方は、 お母さんにこんな素敵なことがあるらしいよと、 教えて差し上げてはどうでしょう。 聞けるように(喋れるように)なる年齢に達する前に、 子どもに対して「あなたはこんなふうにして生まれたのよ」と、 話して聞かせたり絵本を見せたりしない。 効き方が誘導尋問のようにならないようにするなど、 いくつか留意点があるようです。 ネットにその聞き方のコツなども載っていますよ。 ★☆━━━━━━━━━━━━━☆★ この曲は、スティーヴィーが実の娘さんアイシャと、 バスルーム?で遊んでいる声が入っているんですよ。(^-^) スティーヴィー・ワンダー / Isn't She Lovely(可愛いアイシャ)