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天使の降りた家

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2016.07.01
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カテゴリ:弦人☆9歳
先日、特別支援学校の肢体不自由部門を卒業した
先輩ママからお話を聞く会があり、その座談会に参加してきました。

特別支援学校の高等部を卒業した後の子供達。
それぞれ成人を迎え、どんな環境でどんな生き方をしているのか。
なかなか聞ける機会もなく、貴重なお話を聞かせて貰いました。

高等部を卒業し、中には進学したり(普通大学など)
就労したり(就労支援A型・B型)の子もちらほらいますが、圧倒的に人数は少なく、
7割近い子は生活介護を受けながら、療育を受けたり、お仕事をしたりしているそうです。

知的発達の子の就労率が多いのに対し、
肢体不自由部門の子は、重度の子が多いため自分一人で何かをする事が難しい事が多い。
介護を受けながらお仕事や療育が受けられる場所が必要なんだなぁと思いました。

実際に介護型の施設に通所している方からお話を聞けて
どんな事を毎日しているのか、実際に利用してどうなのかなど
なかなか聞けない内情を教えて貰い、とても為になりました。

これから弦ちゃんが大きくなった時の事を考えると
漠然とどんな暮らしをしているのか分からない、と思っていましたが
こういう施設や利用者さんが居て、こんな暮らしをしているのか、など
具体的なお話が聞けて良かったです。



後、面白かったお話が二つ。
一つは、二十歳になる時は大変だぞって話。

要するに、19歳の誕生日前日までと20歳の誕生日からは
スパーンと税金や役所関係の仕組みが変わるからです。
詳しい事は私もちゃんと調べていないから分からないけど・・・

20歳の誕生日の前日は、市役所にこもり切りになる程
一日がかりで書類の手続きにかかるよー
医者の診断書も取る必要があるよー

とか

3か月前から書類を一から作らなければならず
今までの誕生からのありとあらゆる経歴を書かなければならない。
それも、全て手書きで。コピー不可。
何種類も書類を書き写していると、頭がこんがらがって来る~って。

記録、今のうちにちゃんと付けておいた方がいいよー!
卒業証書とか証明書関係も必要になるよー!
などなど。

あと、本人の印かん。
本人の実印が必要らしく
苗字だけでなない、本人の名前入りの実印と登録印を作っておく様にって。
それから、本人名義の口座。
これらは必ず必要になってくるんだとか。

そっか。
20歳になると、親が代理をしてあげられなくなるのね~。

成人なんてまだまだ先の話、と思っていましたが
今から準備しておくこともありそうだなぁと思いました。




あと、もう一つ。
選挙の話。
(ちょうど旬の話題で盛り上がりました!)

18歳になると、重度障がいがあっても選挙権が与えられます。
障がいがあろうがなかろうが、立派な1票となるのです。

でもどうやって投票するの?
どうやって候補者を選ぶ?

実際に選挙に参加した重度障がい児のママからお話を聞けました。
これは参考までに・・・


候補者が公示されると、ipadに一人ずつの写真を撮り
先生も一緒になって、一人ずつの政策や特徴を説明しながら
本人にどの人がいいか選んでもらったそうです。

選ぶ時は二人づつの選択の中からどんどん絞っていき、
本人が口をもぐもぐしたり、瞬きをしたりするのを見て、
最終的に一人の候補者を決めて貰う。

当日は
選んだ候補者の名前を書いた紙に、
本人の〇を書いて貰い(鉛筆を握らせるの大変~)
その紙を握らせて(どんな紙でもいいそうです)会場に向かう。
ぐちゃぐちゃになったがそれでも良いそう。

会場に入ると、親と本人は別々にされます。
親は外で待つことになるそうです。
その時に重要なのが、候補者の紙を本人が握っている事。
「本人が書いたものです」と親が渡してしまうと無効になります。

本人に対して、選挙委員の方が二人付いて(一人だと不正に判断する可能性がある為)
「この候補者でいいですか」と尋ねられるそうです。

その時に「YES」の反応を示したら
選挙委員の人が代理で選挙用紙に名前を書いてくれるそうです。
この時に「YES」の合図は何かを事前に知らせておく必要があります。
例えば『目をぱちぱちさせる』とか『口をもぐもぐさせる』など。


この話を聞いて、
これは事前の練習が必要だなぁ・・・が正直なところです。

まず、候補者を一人に絞るってのが難しい。
政策をどこまで理解できるか(親の私でさえ難しいのに)も然ること乍ら
誰かを選ぶっていうのはかなり難易度が高い。

更に
初めて会う知らない人・場所に行って
ちゃんと紙を渡して、問いかけに対して「YES」の反応を出せるか。
そしてその小さな反応を、全く弦ちゃんを知らない選挙委員の人が
ちゃんと読み取って貰えるのか・・・・

などなど。


18歳までに
頑張って練習しますか・・・!

IMG_20160701_075812.jpg

どの候補者がいいかな~。
今のところ、よく笑って、写真写りが良い方が
圧倒的に有利な様子ですね(笑)


弦ちゃんの様に障がいがあっても
基本的権利が尊重されるということはとても大切な事です。
だけど、それを安易に利用してしまう事も危惧されている。
彼らの声も大事な一人の意見として、周りで関わる人が公平に聞く姿勢を持って、大事に受け止めていける社会だといいなぁと思う。

弦ちゃんが大人になるまでに
私も色々勉強しないとね~。






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Last updated  2016.07.01 19:05:10
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