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カテゴリ:弦人☆12歳
私の腰の事ばかりの日記が続いていましたが~(笑)
今年は弦人さん、小学部最後になる二学期。 行事も次々にある中で、本当に沢山の成長を見せてくれています! 色々たまりにたまっているのですが、とりあえず最近の文化祭の様子から。 支援学校の肢体不自由小学部では、主に展示と舞台発表があります。 毎回先生がその子にあった一役を用意してくれて練習し、当日には保護者向けに発表してくれます。 とにかく大きな舞台に立って何かをするという事が とーってもドキドキするし、緊張するし、体は固くなるし、声も出にくいし そういう場面を毎年一年に一度重ねて行くうちに、一人一人が驚くほど成長を見せるんですね。 弦人も初めは、舞台に上がるだけでも泣いていました。 (あいまいな記憶では、低学年の内は舞台上で泣いていましたね) 弦人はとっても緊張しやすいタイプで(心も体も) 自分は頑張っているという中で、ママやパパを見つけてしまうと・・・ そこからはもう、うわぁぁぁあ~!!と泣き出してしまう。 泣きスイッチが入ると、何も出来ない状態になり、とにかく泣いて終わっていました。 中学年位から舞台上では泣かない!が出来る様になり(それもすごい成長) 緊張しながらも頑張って、終わって舞台から降りてママの顔を見ると うわぁぁぁぁ~!(ぼくがんばったよー!!)と泣いていました。 舞台上ではいっぱいいっぱいな状態な事が多く、緊張から顔も体も強ばっていました。 そして、6年生。 今年はさすがでした。 舞台は101匹のネコのアレンジバージョン。 6年生は大将のどらネコで、悪者を倒したりと一番の見せ場役なり。 弦ちゃんは・・・ 入場する時から、ニッコニコ ![]() 授業で流れる歌をBGMに登場し、キャーキャー声を出して笑っていました! もう、とっても楽しんでいましたね。 悪役の先生を倒す場面でも、しっかり自分の手元を見て ![]() ![]() とてもスムーズな動きで棒を倒して、悪役を退治していました。 何がすごいって こんなみんなが見ている舞台上で、緊張せずに笑顔で出来た事。 普段通りの手の動きで、力まずに操作出来た事。 6年生として一番の笑顔で皆を引っ張り、会場を明るくした事。 そしてそして、最後に舞台から降りた後も・・・ ![]() 泣かないぜ。どんなもんだい! ってな余裕〜な表情。 最後の舞台発表、お疲れ様! もうママの顔を見ても、さら~っとしていてさ 泣いていた弦人を忘れちゃった位、本当に当たり前の様にやっていました。 これがどんだけすごいか、知る人は知っているって感じでしたね。 ママを見ても『うわあぁぁぁ! ![]() これは、この一年で一つ成長した部分でもあります。 学校で用事で顔を出したりお迎えに行った時も、泣かなくなりました。 以前は授業参観だけでも泣いていましたからね。 スゴイ成長です。 展示では、授業で作ったものや様子が展示されていました。 ![]() 図工の時間に作った作品の数々。 ちょっと分かりづらいので説明すると 一番手前が、筒がクルクル回る様になっていて、指に絵の具を付けて回しながらペインティングしたもの。 左が感触遊びで作ったスライムです。 一番上が、紙すきとシール。 ![]() こんな感じで、立てかけらる様になっています。 紙すきや色染め、シール貼りも頑張って作ったみたいですね。 ![]() これは、筆を使ってポンポンと色付けしたもの ![]() どんな風に筆を動かしているかと言うと (ちょーっと見えづらいけど・・・) 筆を紐で上から吊って、その筆に輪っかを付けて握りやすくし その筆を握って動かして、色を塗っています。 どの作品もそうですが、弦人の一生懸命に作った様子が浮かんで来ます。 弦人は制作活動や図工が大好きです。 手指のコントロールは難しい事が多いけど、自分で動かす事は好きなんですね。 ゆっくりじっくりと手元に集中して、一生懸命に動かそうとします。 それは見ている方が感動する位の集中力です。 多分私だったら こんなに思う様に動かない手にイライラするだろうし こっちに持って行きたいのに、勝手に後ろに引けてしまう腕に愛想を尽かし もう嫌だ!ってなりかねないけど。 弦人は自分でやろうとする気持ちがスゴイんだな。 ![]() これは、最近頑張っている視線入力を授業参観で見せてくれた様子。 (またまた見えづらくてすみません ![]() 弦人の目の動きをキャッチして、じっと見つめた所をパソコンが反応する仕組み。 これはITと人間のコラボって言うのかな? スゴイ発明ですよね~。 その視線入力で的当てゲームをやってみると 次々に的を当てて倒していく。 しっかりと、見て倒す事を理解している。 私も実際にやってみた。 じっと見るというのはなかなか難しい。 直ぐに視線がフワフワと動いてしまう。 するとセンサーが反応しない。 ただ見るだけではなくて、ここ、という意識を持って見ないと出来ない。 じっと見つめる事で、意思表示になる。 画面を通して、自分の意思を他の人に伝えられる。 自分が何をしたいか、選択したり示したりする事が出来る。 もっと練習が進んだら、コミュニケーションをする事が出来るかもしれない。 スゴイね~。ワクワクするね~。 手が動かなくても、言葉を話せなくても、誰かとコミュニケーション出来るかも。 そんな未来が、すぐそこにあるかもよ。 夢は広がるね。 まぁ、使いこなすにはかなりの練習も必要ですが。 それでも小学部の段階で、そういう芽を出せたのは大きい。 これから伸ばせられたらいいね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2019.12.12 18:15:34
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