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鬱病プログラマの不定期日記 (旧館)

鬱病プログラマの不定期日記 (旧館)

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 名無し@ やはり制御装置や安全装置に異常か? <エレベーター事故>シ社製が連続暴走…
 「感動創造」@ コメントありがとうございます。 世界的な企業でありながら、この態度はな…
 いのきち@ こんにちは。 TB&コメントありがとうございました。 …
2006年06月08日
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シンドラー社の態度には怒りがこみ上げてくる.このブログに責任論を
書いて同社を非難すれば少しは怒りが収まるかもしれない(あるいは
逆に,ますます怒りが増大するかもしれない)が,そういうことは他の
人が山盛りやっているから,ここでは別のことを書くことにする.

一技術者として,多発している同社のエレベータの不具合原因を報道
内容から探ってみたい.とは言っても(既に書いたとおり)私はエレベー
タの専門家ではないので,エレベータ固有の技術はあまり知らない.
あくまでもプログラマ(そして元電子技術者)の視点から,一種のメカト
ロニクス機器の不具合について考察するというスタンスである.

報道されているシンドラー社エレベータの不具合内容をリストにしてみた.

(1) ドア全開のまま,突然カゴが上昇して今回の死亡事故が発生.
    救出後,作業員が電源を切ったにもかかわらず,最上階を越えて
    天井寸前まで急上昇.
(2) 1階から乗ろうとしたら突然ドアが閉まって1階から5階に急上昇し,
    その後地下1階まで落下した.
    → 原因はビスが抜けて重りが外れたとのこと.
(3) 1階から上昇,4階を通り越しエレベータ室内の天井に衝突.
    → 原因はエレベータの速度を制御する着床装置(上昇用スイッチ)
    の誤動作で,高速運転から減速する切り替えに遅れが生じたとのこと.
(4) 止まるはずのない階に止まる.(そして落下したこともある.)
(5) 止まるべき階を通過する.
(6) ドアが開かず閉じこめられる (業界用語で「缶詰め」).
(7) 閉じこめられたまま,1階と6階の間を何度も往復.
(8) 外側のドアは閉まったが,内側のドアは開いたまま動き出した.
(9) ドアが開いたまま動かなくなる.
(10) 床に段差ができる.
(11) 20階の建物なのに「23階」と表示される.
(12) 地震後に不具合が多発.
(13) 運転中に振動・異音がする.
(14) ドアが斜めになる.

以上の各々のケースについて,原因を推測してみる.

●(1) のケース
    救出前と救出後に分けて書いているが,これは犠牲者が挟まれて
    カゴの上昇が妨げられたためで,人がいなかったら(あるいは挟
    まれていなかったら)次のようになっていたはずである.

        ドアが開いたまま突然カゴが急上昇し,最上階を越えて天井
        寸前まで達した.

    電源(制御装置とモーター両方の電源と解釈する)を切っても
    上昇したとあるから,原因は制御装置でもモーターでもなく,
    ブレーキが利かなくなった結果上昇したと考えられる (空のカゴ
    よりもカウンターウエイト(カゴと釣り合わせるための重り)の
    方が重いため).

    「エレベータはドアが閉まらなければ動き出さないように制御
    されているのであり得ない事故だ」といった業者のコメントも
    あったそうだが,最終的にカゴを止めるのはブレーキなので,
    それが利かなくなれば制御装置や安全装置がどんなに頑張って
    止めようとしても動き出してしまう.
    (6/9 追記:カゴを吊っているワイヤが切れた場合にカゴを止
     めるための落下防止装置もついているそうだが,今回はワイ
     ヤが切れたわけではなく,また落下ではなく急上昇なので働
     かない.)

    ではなぜドアが閉まらなかったのか? それは,制御装置からの
    指令でカゴが動き出したわけではないからである.制御装置が
    カゴを動かす場合,制御装置はそれに先だってドアを閉める
    指令を出す.そしてドアが完全に閉まったことを確認した後,
    カゴを動かす指令を出すはずである.しかしこのケースでは,
    制御装置はカゴを動かそうとはしていないにもかかわらず,
    上記の理由で動き出してしまった.そして制御装置はその事実
    に気がついていないので何の指令も出さない.もし気がついた
    としても,ドアを閉めようとするのではなく,ブレーキをかけ
    てカゴを止めようとするだろう.しかしブレーキは利かなく
    なっている….

    結論:この事故は,ブレーキが利かなくなったために発生した.
    (この事故に関する限り) 制御装置や安全装置に異常があった
    と考える理由はない.それらが正常に働いていても,それらの
    「手が届かなくなってしまった(つまりブレーキ故障のために
    制御できなくなってしまった)所」,「気付かない所」で起き
    たものと言える.

その他のケースについては,後で追記します.今日はもう寝ます.






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Last updated  2006年07月15日 22時39分56秒
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