カテゴリ:本の感想(あ行の作家)
綾辻行人『時計館の殺人』 ~講談社文庫、1995年~ 館シリーズ第5作です。 『暗黒館の殺人』刊行までは、シリーズ最長作品でした(文庫で630頁弱)。そして、第45回日本推理作家協会賞受賞作です。 それでは、簡単に内容紹介と感想を。 ーーー 1989年7月。 稀譚社が発行する『CHAOS』の新米編集者、江南孝明は、副編集長らスタッフ、そして超常現象研究会に所属する大学生たちとともに、時計館を訪れた。 『CHAOS』の今回の企画は、降霊会。時計館の先代当主やその娘、そして関係者たちが、数年のあいだに多く亡くなっていた。そこで、有名霊能者とともに、降霊会が行われることになっていた。 108の時計がある旧館に入ったメンバーたち。初日の降霊会は成功したにみえた。 …が、その夜から、一同は連続殺人事件に見舞われる。 * 他方、島田潔は、江南たちより遅れて時計館を訪れる。 最初は追い返されてしまったが、その後、先代の遺した言葉の解読を依頼されることとなる。 先代が遺した詩の意味とは…。 ーーー ものすごく多くの人が犠牲となります。 きっかけを思うと、なんともいえない気持ちになりますが…。 最後も壮絶です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012.07.29 10:25:27
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