カテゴリ:本の感想(は行の作家)
![]() ![]() ![]() 古川日出男『アラビアの夜の種族』 ~角川文庫、2006年~ 古川さんの本を読むのは、これが初めてです。 文庫版で全3巻。とにかく壮大で、そして途中から物語にぐいぐいと引き込まれました。 簡単な内容紹介(ほぼ意味をなしませんが)をメモしておきます。 ーーー ナポレオン軍が攻めてくる少し前―。支配層の一人、イスマイール・ベイの忠実な家臣、アイユーブは、ベイに対して、ある秘策を持ちかける。軍事力ではナポレオン軍に勝つ術はない、しかし、歴史上重大な役割を果たしてきた『災厄の書』を献呈しよう、というのである。 そして夜ごとに、夜の種族による語りは行われ、書記たちは丹念に美しい本を作っていく。 まずは、稀代の妖術師、アーダムの物語…。 そして、3人の主人公たちの物語は次第に交錯していく。 ーーー 書物の災厄に巻き込まれるような、くらくらした感覚も味わいながら、とにかく楽しく読み進めました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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ピースの又吉さんも推薦していた一冊ですね。気になっていたのですが未だ読めず。やはり興味深そうな内容ですね~(^^)
(2014.10.26 09:52:23)
コメントありがとうございます。
お返事が遅くなって失礼しました。 又吉さんも推薦されていたのですね。 私は知り合いの方から借りて読んだのですが(まったく予備知識なしで…)、記事にも書いたとおりとても楽しめました。読み進めるにつれ、ぐんぐん物語に引き込まれていきました。 (2014.11.01 21:42:19) |
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