カテゴリ:本の感想(ま行の作家)
三上延『ビブリア古書堂の事件手帖4~栞子さんと二つの顔~』 ~メディアワークス文庫、2013年~ ビブリア古書堂の店長・篠川栞子さんと、店員の五浦大輔さんが活躍するシリーズ第4弾です。今回は、江戸川乱歩の作品をめぐる長編です。 それでは、簡単に内容紹介と感想を。 ――― 10年前に失踪した篠川栞子の母、篠川智恵子がビブリア古書堂に現れてから、大輔と栞子は新たな事件に巻き込まれることとなる。 資産家の別荘で同居していた女性から持ちかけられたのは、開かずの金庫を開けて欲しいという依頼だった。資産家は、家では厳格に過ごしながら、別荘には趣味の江戸川乱歩の著作を、稀覯本も含めてほとんど網羅していた。 栞子は、本邸に、金庫の鍵と、暗号解読のヒントがあるとにらみ、本邸の調査を進めていく。そこから浮かび上がる、資産家の素顔、そして金庫の中身の正体とは。 ――― ビブリア古書堂シリーズを読むのは久々ですが、夢中になって読みました。 江戸川乱歩は不勉強ながら、まだ読んだことのない作品の方が圧倒的に多いのですが、少しずつ光文社文庫版の全集を集めて読んでいきたいと思っています。この点、これから読む楽しみとして、プラスにとらえています。 栞子さんと母親の関係、そして栞子さんと大輔さんの今後の行方はと、ますます今後の展開も楽しみになっていく一冊です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2016.08.06 15:33:27
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