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カテゴリ:トレード
○先週末に続き東京株式市場は大幅続伸して日経平均は10,500円を回復しました。
○ギリシャの国債発行が伝えられてヨーロッパの財政危機が一時的に沈静化し、外国為替が円安に振れたことが株価上昇を後押ししました。 広がった安心感 いい材料が相次ぎました。 ・米国雇用統計(依然として高い失業率ながら)が予想以上に悪くなかった。 ・円高傾向にストップがかかり、前週末から円安に振れだした。 ・中国全国人民代表大会で、景気刺激策の継続と8%という高い成長目標が明示された。 ・菅財務相がテレビ討論で「緊縮財政への転換は時期尚早」と語り、日銀の追加金融緩和の報道とあわせ、景気回復への政府の姿勢が再確認された。 寄り付き前の外国系証券の注文が、ひさしぶりに大幅買越しとなりました。 出来高(19億株弱)、売買代金(1.3兆円)も、まだ低水準ながら回復の兆しが見えてきました。 2日で500円近い上昇をしながら、なお「高値引け」で終えたことにより、明日以後もおおいに期待のもてる展開となっています。 国内景気の回復が確認されながらも、先行きに対する懸念が「視界を遮る霧」となって投資家心理にマイナスに作用し、モタモタした展開が続いてきました。 ヨーロッパを覆う霧(財政危機への懸念)以外はほぼ晴れたようです。 予断許さぬヨーロッパの財政危機 巨額の償還期限を迎え危機感の高まるギリシャは、4日、50億ユーロ(約6,050億円)の国債を発行しました。 フランスのサルコジ大統領は、7日にパリで行ったギリシャのパパンドレウ首相との会談後に、「明確にしたいのは、必要となれば、ユーロ圏諸国が約束を果たすだろうということだ」と述べ、「この点に関して疑問はあり得ない」と強調しました。ギリシャは現状では支援を必要としないものの「われわれには方策があり、用意と決意がある」と語りました。 ただし、フランスもドイツも政府として、「ギリシャへ財政支援は行わない」という公式見解は変えていません。 そういう中、5日のブルームバーグは、「欧州連合(EU)加盟国は、各国政府が資金を出してギリシャを救済する非常時対策を取りまとめている。ベルリンで4日にEU当局者から説明を受けた関係者2人が明らかにした。」と報じています。 まだまだ行方は予断を許しません。EUは「綱渡り」状況というのが正確なところではないでしょうか。 巨額国債の発行は、「破綻」を先送りするだけの措置でしかありません。 EU各国への協力を取り付けるために、ギリシャは国債発行公務員や高所得層などを対象とした総額48億ユーロ、GDP比で2%に相当する新たな緊縮財政措置を発表しました。 その内容は、付加価値税2%引上げ(21%とする)、燃料・タバコ・酒類の税率の引上げ、公的部門の人件費圧縮、年金関連の一部凍結といった非常に厳しいものです。 問題は、ギリシャ国民が納得するかということです。すでに、労組を中心に激しい反対運動が起こっており、ゼネストが拡大する勢いです。 ギリシャ同様、深刻な財政危機にあるアイスランドでは、国民投票で90%の圧倒的な反対で「預金返済法案」が否決されています。 政府がいくら財政再建計画を作成しても、それが「国民生活の犠牲」を条件としたものは実現しないということを如実に物語っています。 ここが、ヨーロッパの危機の本源的なところではないでしょうか。 危機が再燃すれば、ユーロ安⇒円高となり、東京株式市場にも大きな影響があります。 この「霧」にはおおいに警戒が必要です。 さて、本日のトレードです。
#1969高砂熱学は、+46円の730円 +20,400円 Waoh! 6.7%の大幅上昇です。いつかとは思っていましたが・・・まだまだ上がりそうです。 #5002昭和シェルは、-1円の612円 -43,200円 こういう相場でも下がる銘柄もあるのですね。 #5110住友ゴムは、+8円の759円 +11,600円 もうすこし様子を見ましょう。 #7867タカラトミーは、+3円の708円 -15,400円 ジワリと上昇の兆しが見えます。 #8070東京産業は +2円の255円 -36,000円 1分けをはさんで7日続伸です! #8804東京建物は、+9円の330円 -31,000円 ようやく330円です。先は長いのでしょうか。 #9030アートは +2円の1,380円 -1,200円 これは動いたうちには入りません。 7銘柄合計で含み損は、94,800円です。 改善されて含み損は10万円を下回ってきました。 それでは、また明日。。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010.03.08 21:09:57
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