新米ママの子育て日記 in CANADA

カナダのサイトで、天然酵母の検索をしてみたのですが、
単語が間違っているのか、まったくヒットせず。
YEASTで検索すると、病気のサイトにジャンプしてしまったり。
ふむ。簡単に天然酵母を手に入れる方法は今のところないらしい・・・

ということで、前から及び腰だったレーズン酵母に挑戦してみました。



「自家製酵母」のパン教室　高橋雅子著を参考に。
この本、日本出発直前に、念のため買っておいたのです。
持ってきてよかった。

水と、レーズンを混ぜて置いて、シュワシュワ泡が出てきて、
まるでマリモを育てているような静かな満足感。
発酵エキスに愛情までわいてきました。

そして、酵母おこし。
粉と水とエキスで、むくむくと起き上がってきました。
かすかにワインのようないいにおい。
最初に使っていた瓶が、発酵中に突如、ポルターガイストのような音を立てて
ヒビが入ったので、急遽スパゲティを入れる瓶に入れ替えました。
（その後も最初の瓶は割れ続けた…何だったんだろう）

そして、同じ本を参考にレーズン酵母のパン焼きにチャレンジ。
できたのはこちら、ドライフィグのパン。


見てくれはいつもどおりブサイクですが、
ムチムチした食感がイーストと違う！
そして、もうちょっと深い風味。
それに、イチジクの種のプチプチがおいしかった。
味については、天然酵母経験が浅いため、比較、批評はできないけれど、
それでもイーストのパンともまた違った深みあり。

天然酵母はうわさ通り、発酵に時間がかかりました。
が、イーストのように時間に追われ、チビがぐずらないか
ドキドキしながらパンを焼くより、のんびり構えていられて
今の私にはこっちの方がラクかも。

レーズン酵母のさわやかな香りをかぎながら、粉をコネコネして
充実感と満足感の入り混じった小さな幸せを味わいました。
そして、ノスケに振り回されながらも、
自分の時間をうまく活用する努力をしよう、
と決心させてくれる作業でもありました。

これからもスローペースでスローフードをゆっくり楽しもう。