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2008.08.31
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昨日、国際有機農業映画祭が開催され、大盛況!!!!
大変すばらしいものになりました。

そして、私もいろいろ考えることになりました。

いつも一人つぶやいている豊かさについて、考えを進めるヒントがありました。
それは、「発展」という言葉です。

私達は、いつも、発展発展という言葉を使います。
発展とは、100%、大きくなること、増えることであります。
そのことを「豊かになる」と言ってきました。

豊かになる(前よりも大きくなる増える)ことを、
当然と考えるのはどうしてでしょう??
減ることは悪であり、増えることは善であるとどうして考えるのでしょう??

僕は、ほぼすべての社会の問題が、

わずかこの一点に帰着すると思います。

「発展する」という言葉があるから、
発展させることは善いことという思いこみがあるから
増えていくこと、大きくしていくことへの
当然の気持ち、むしろ脅迫観念が生まれているのではないでしょうか?

懐かしい未来~ラダックから学ぶこと~では、

増えも縁もしない循環型の単純再生産の社会が
西洋システムが入り、格差と貧困と精神的退廃に
変わってきたラダックのドキュメントを見ました。

そこでは、学校が、地元言語でなく英語で行われ、
日本のダムがいっぱいることを賞賛する教科書を
つかっています。
子供達は、ラダックはだめだ、日本やアメリカが素晴らしいと
教えられます(考える力の少ない子供に植え付ける点で
強制的に)。

そして、ラダックの伝統的で、しかも、豊かな文化が失われ
貧しい近代的な社会になっていっている。
そして、どうして「こうなっちゃったのか」が
暮らしている人にも分からない。そんな悲しい現実がありました。

でも、それは、まさに、農村が体験したことでは
なかったでしょうか????

発展しなければならないと考えたところから、
優れた社会安定のシステムが崩壊したのです。



これからの社会に必要なものは、2つあります。
1つは、発展や成長を前提とせずに
安心して暮らすための社会システム(特に貨幣経済システム)

もう1つは、発展幻想からの自己改革。
こちらが難問です。
お金を稼ぐことはとても大事です。でも稼ぐお金が増えないといけない
増えない人間はだめである、増えない人間は不幸であるという考え方
から脱皮できるのか???
は本当にむずかしい。

しばしば、僕に、東京での仕事(=給与がよい)から、池田での仕事(=低所得)に
よく移り変われましたね~???
と聞く人がいらっしゃいます。

直接には言えないので、大体その質問は中途半端に終わるのですが、
その理由は、
質問される方が、
「東京が上、田舎が下と思っている「人間」」からなんですね。

きつい言い方かもしれませんが、
「そのことが、この世の中をつくっていて、もし世の中を変えたいならば
 あなた自身がその考え方を変えないのに、
 世の中への不満をいうのは、エゴですよ」
ということなのです。

今日はここまで!!







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Last updated  2008.08.31 09:40:12
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