カテゴリ:農苑より
2月10日(火)。内地へ帰る日の前日。 最後の後始末をする為、再び木の切り出し場へと赴く。 切り出したログ材達にビニールシートをかけてやる。 これは、お日様の日に材を当てすぎて乾燥しすぎてしまうのを防ぐため。 そしてかけただけでは風で飛んでいってしまうので、シートの端端に丸太のおもしをつけてやる。 これらの作業が一人でやると、案外にも時間がかかってしまう。 紐を結ぶとき素手でやった為、手がかじかむ、感覚がなくなる、あかぎれになってしまう。 この日はちょうど天気もよく、 なかなか作業がはかどらず、焦ってしまっている自分に 「落ち着きなさい」と言っているような穏やかさ。 思い通りにいかないとすぐ焦ったり、イライラしてしまう自分がいるが まわりの自然は超然とそこに存在し続ける。 そんな姿を見ていると、焦っている自分が馬鹿らしくなってくる。 こんな場所でひと時を過ごせるだけでもありがたいはずなのに。 夕方近くになって、やっと作業も終わり、帰路に着く。 夕日がきれいだ。北海道滞在中、一番きれいだったように思える。 2月11日(水) ついに内地へと旅立つ。 センターの目の前がバス停であるにも関わらず、今までバスを使ったことがなかった。 今回、一人であり、送ってもらえる人もいなかったので、バスを使ってみた。 そして、美深駅からは電車で旭川。 旭川空港から羽田。 朝9:00に出たが、羽田に着いたのが19:30。 接続の悪さもあってか、異国の感じがする。そして雪のない風景も。 2月13日(金)には福井に戻り、皆と合流した。 ここで今回の北海道業務は完全に終了した。 雲のように水のように絶えず流れて多様な学び場を経験しなくてはならない。 幸運なことに最近は、福井・北海道・そして実家のある名古屋とたえず動いている気がする。まだまだ基盤といえる代物ではないが、その場その場に帰る家があるというのは本当にありがたい。 自分の心と身が成長しなければ、今やっていることは全く意味がない。 だから、目先の利益・結果を追うのではなく、常に動いて実践・経験を積んで自分の心に栄養をつけたい。 自分の心に栄養が行き渡れば、「自信」がつくだろう。 その心の底から沸いてくる自信が、今の世の中に蔓延しているうすっぺらな価値観を吹き飛ばしてくれる助けになってくれるに違いない。 by Yasu お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009.02.18 23:32:37
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