RIKIにっき

　午前中しか外来診療のなかった、昨日のパート先の医院。
　
　まとめて準備しておければラクなのだが、貴重なワクチンをムダにしたくなくて。
　ルーチンワークで超・忙しい中、必要とされる時だけ、ワクチンを注射器に詰める作業に追われ。

　ああ、インフルエンザ予防接種は、いつまで続く？
　（↑いや、今年うちの医院では、年末までと期限が決まってますから！(^_^;)）

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　そもそも、このインフルエンザワクチン、バイアル（＝薬用の小っちゃいガラス瓶）1個に1ml入っていて。

　13歳以上で1回0.5ml、それ以下のお子さんは、年齢によって1回0.1～0.3mlを2回…と接種量が決まっている。

　うちのパート先は小児は診ていないため、『インフルワクチン1バイアルは、（大人）2人分』という図式が成立していて。
　希望される患者さんの数が偶数だったら、ワクチンに余りはでないのだが。

　今年は去年ほど、必死でワクチンを確保する必要がないからか？
　診察当日でも患者さんが希望されれば予防接種を行っていて、接種される患者さんの数に、制限を設けていない。

　すると…。
　昨日は、接種を希望された患者さんの数が、奇数だったんだねぇ。。

　バイアルの中に、ワクチンが半分ぐらい余ってるしぃ！（￣▽￣;）

　さぁ困った。
　1回注射針を刺し、ワクチンを吸い取ったバイアルに残ったワクチンは、うちの医院の内規として、24時間以内に使い切らねばならない。

　昨日は午後の外来がない日のため。
　余ったワクチンは翌日（つまり、今日）まで置いておく…のは、"ルール"としては問題ないが。

　みんな、何となく気がひけるから？

　その日に仕事してる人間（ナースだけでなく、事務も医師も）が率先して、その日のうちに余ったワクチンで予防接種をすることになっている。

　が…。
　昨日に限って、希望者がいな～い！(T_T)

　困っていると、"ちょっとカゼ気味"という先輩ナースが、

　「ま、大丈夫だと思うから私受けるわ」

　と名乗り出てくれた。

　「先に昼休憩に行ってくるから、詰めといてもらえる？」

　「了解ですぅ☆」

　…そうして先輩は休憩しに行き、私は余ったワクチンを、バイアルから注射器に詰めることに。

　詰めてみて、注射器の目盛りを見て、わかった。

　ワクチン、0.3mlしか残ってないじゃん！(ーー;)

　このバイアルで先にワクチンを吸った誰かが、1人分の0.5mlより大幅に多めに注射器に詰め。
　"ピュッ"とワクチンを針から押し出し、空気抜きして、患者さんに使ったに違いない。。

　…って。
　どーしよう？？

　半分近く量が足りないんじゃ、先輩に接種はできない。
　かといって、一旦吸ったワクチンを、バイアルに戻すわけにもいかん。

　バイアルに詰めたままだったらまだ、翌日に回して、翌日同じようにハンパに残ったワクチンと合わせて0.5mlとして、接種できるのに！

　私は、ワクチンを注射器に吸ってしまった、己のミスを悔いた。

　しかし。
　バイアルにあった0.3mlと、本来の必要量の0.5ml。

　注射器に吸う前にバイアルの中身を見ただけで、量の違いなんか正直、区別つかんわ。。（￣▽￣;）

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　結局。

　仕方ないんで、その注射器にワクチンを詰めた時間を書いたメモをつけ、空バイアルも添えてトレイに置き、冷蔵庫へ入れて。
　休憩室まで出向き、たまたま先輩がいなかったため、そこにいた師長に事情を報告して、私は帰宅したのだが…。

　あ、今日もメチャメチャ忙しかったんで、あのワクチンがどうなったか聞き忘れたわ。（汗）