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思い出したようにブログを書いております。
祇園祭真っ最中!と書きますと、「えっ?もう終わったんじゃ・・・」という方もいらっしゃるかもしれません。 実は、祇園祭は7月1日から31日までの1ヶ月間あるのです。 もちろん、1ヶ月間ずっと騒ぎっぱなし、というのではなくて、いろいろな行事が1ヶ月間の中に行われるということです。 あの有名な山鉾巡行もそのひとつというわけです。 今日は花笠巡行が行われましたが、これは以前山鉾巡行が17日と24日の2回あったのを1回にまとめたとき、その空いた日に行うようになった、というものです。 なぜ、2回あったのか。それは神輿の渡御に関係します。 「えっ?神輿」とまたまた。そうです、他の御祭りと同様、御神輿が出ます。どちらかというと、祭りではこちらがメインではないかと。八坂神社から出ますし。 ちなみに、山鉾は鉾町から出ますが、八坂神社には出入りしません(八坂神社の近く円山公園に収蔵庫がありますが)。 この御神輿、3基出ますがそれは勇壮なもので、祇園祭のイメージが少し変わるかもしれません。担ぎ手も全国から集まるということで、実は町内の人は担がないといいます。 で、山鉾巡行が2回というのは、神輿が八坂神社から氏子町内を巡り御旅所へおいでになる(おいで)が17日、御旅所から再び氏子町内を通り八坂神社へおかえりになる(おかえり)が24日にあるその朝に、怨霊を清め祓おうというものである、ということなのです。おいでとおかえりがあるので山鉾も2回巡行するわけです。 同じ山鉾が2回回るのではなく、先の巡行とあとの巡行それぞれに分かれています。コースも今とは違いました。 今は1回になってしまったのですが、先の巡行列(長刀鉾から船鉾)のすぐあとに後の巡行列(北観音山から南観音山)が続いています。 鉾町では、北観音山が同じ道にある、南観音山の北側にあります。巡行は南行して四条通から始まりますので、順番が先の北観音山が順番があとの南観音山の後ろにある形になります。 そのため、南観音山は四条通に先に出て、北観音山に先を譲るということをしています。 なぜ、このようになっているのか?それは先に書いたように、巡行のコースが以前は違ったからです。 以前は北上し、三条通を通っていたのです。ですから、北観音山のあとに南観音山がついて北上すればよいわけです。 最近、山鉾巡行を以前の形に戻そうという動きがあるようです。後の巡行列の山の中には、今年北向きに山をたて、わざわざ北上して三条通を通ってから四条通へ出て巡行に参加したものもあったそうです。 元の形に戻るときは来るのでしょうか。 祇園祭は、来週7月31日、八坂神社境内の疫神社夏越の祭で終わりを迎えます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年07月24日 23時09分26秒
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